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宇高菜絵選手、涙の世界王者!
宇高菜絵選手、涙の世界王者! ~柔道世界選手権2014チェリャビンスク大会~
ロシアのチェリャビンスクで開催中の柔道世界選手権・女子57kg級において、西条市出身の宇高菜絵選手が見事初優勝を果たしました。
4年ぶり2回目の世界選手権出場となった宇高選手。2・3回戦を優勢勝ちして駒を進めた準々決勝では、相手を足元からなぎ倒す得意の大外刈りがさく裂し鮮やかな一本勝ち。
迎えた決勝でも、執念で試合終了の30秒前にリードされていたポイントを追いつき、延長戦に突入。延長の1分9秒、宇高選手の投げ技に相手はたまらず反則を犯し、ついに金メダルに輝きました。
宇高選手は、6月に右ひざ前十字じん帯を痛め、今大会は痛み止めの薬を飲みながらの苦しい戦いが続いていました。
また、幼いころから柔道の手ほどきをしてくれた最愛のお父さんを、今春、病気で亡くされ、深い悲しみの中で闘った全日本選抜体重別選手権を勝ち抜いての今回の代表選出であっただけに、6月に市内で開催された壮行会でも、「天国の父に一番近い表彰台の真ん中をめざします」と強い決意の中での大会でした。
本当に優勝おめでとうございます。大きな感動をありがとうございました。
この優勝をステップに、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックに向けてさらに頑張れ!