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禎瑞
禎瑞地区の概要
江戸時代における西条地区最大の干拓でできた土地で、地名は「黄金水」という湧き水に由来しています。干拓の難工事を終えた翌年に泉がわき出し、人々は「天から嘉瑞(めでたいしるし)をたまわった」といって喜び、藩主が「嘉」と同じ意味の「禎」をあて、「禎瑞」と名付けたことによります
(出典:西條市誌、西条市生活文化誌)。
当市のひうち灘海岸線のほぼ中央に位置し、北にひうち灘、南に石鎚山を望む自然豊かな地域で、周辺を約300ヘクタールの水田に囲まれています。北には通勤車や大型物流トラック等が行き交う交通量の多い産業道路バイパス、南には中山川沿いの新兵衛大橋が架けられた壬生川‐新居浜線の主要道路等もあり、交通アクセスにも恵まれた地域です。西には地元のボランティアが手入れしている芝桜が土手沿いに咲き誇る名所があり、毎年春の見頃になると市内外からたくさんの見物客が訪れます。
地区名 | 禎瑞(ていずい) |
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人口 | 1,354人 |
世帯数 | 643世帯 |
自治会数 | 6 |
地域自治組織 | ー |
禎瑞の地域づくりのあゆみ
禎瑞地区の現状を住民がどのように感じているかを知り、若い人の意見を聞きながらどんな禎瑞にしていくかを考えたいという有志の呼び掛けにより地域づくりの話し合いがスタートしました。
令和3年12月7日開催「意見交換会」の様子
各単位自治会から幅広い世代の住民が参加
令和4年4月23日開催「意見交換会」の様子
新自治会長、各種団体役員と前回参加者のうち若い世代の住民が参加
主な取組み
各種団体が連携した話し合い
意見交換会で出た意見を踏まえ、今後の取り組みについて検討していくため、令和 4 年 7 月に前連合自治会長、交通安全協会支部長、社会福祉協議会支部長、連合自治会長、禎瑞小PTA会長、民生児童委員等、9名の有志で地域づくり検討会(仮)を立ち上げました。これからの活動をより意欲的に、楽しく進められるよう、また多くのみなさんにこの取り組みに関わってもらうための方策の検討を月 1 回程度行ってきました。
会の名称を決める「みんなで総選挙2023」
取組みの第一歩として、会の名称を地域のみんなに選んでもらうことを通じて、多くの人にこの話し合いが始まっていることを知ってもらおうと「みんなで総選挙2023」を実施しました。会の名前を選んでもらうにあたり、禎瑞小学校5、 6 年生に名前のアイデアを募集したところ、計44 個ものアイデア(アイデア一覧)が寄せられ、その中から5つに厳選しました。回覧板や公民館等に投票ポスターを設置することにより、禎瑞に住んでいる方や働きに来ている方、全ての方を対象に投票を実施しました。
投票周知および取組み紹介チラシ [PDFファイル/521KB]
投票の様子
投票の結果、計940票の投票があり、そのうち445票もの票を集めた「禎瑞いきいき隊」に決まりました!
文化祭実行委員会の設立
地域づくりの輪を広げていくべく、今後どのように活動していくか検討していたところ、地域の団体より、コロナ禍を経てバザーの実施が難しいとの意見があがったため、文化祭をテーマに話し合うことになりました。話し合いにおいて、禎瑞いきいき隊は、実行部隊ではないため、連合自治会の文化担当や、小学校といった文化祭に関連するメンバーをいきいき隊のメンバーにプラスする形で、文化祭実行委員会を設置しました。
文化祭実行委員会では、社会福祉協議会、民生児童委員、消防団などがバザーに協力してくれ、バザーの実施が難しくなってきたという課題を団体間の連携により見事解決しました。文化祭に参加した地域の方からは、「久しぶりに地域一体となった文化祭だった」「子どもたちや地域の人の笑顔が楽しかったことを物語っていた」といった意見が聞かれました。
文化祭当日の様子。バザーは大盛況となりました。
検討準備組織の設立
令和6年9月1日、各種団体との横のつながりを強化し、より多くの団体や参加者が関わることのできる体制づくりのため、禎瑞いきいき隊は、地域自治組織設立に向けた「検討準備組織」として形を新たにしました。
その後、「今後どのような禎瑞にしたいか」「残していきたいもの」「そのために必要なこと」などをテーマに話し合いを重ね、将来の禎瑞を描いた禎瑞地区未来ビジョンを作成しました。
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今後も、互いに支え合って今ある課題や困りごとを解決し、より暮らしやすい禎瑞にするための方法を考えていく予定です。