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橘(橘未来づくり協議会)
橘地区の概要
「橘」の地名は、奈良時代の郡郷制(ぐんごうせい)から来ており、平安時代から「伊予の国新居郡立花郷(たちばなごう)」と呼ばれていました。
立花郷は、現在の氷見地区と橘地区を合わせた範囲の氷見村一村でありましたが、次第に分かれ、明治時代に昔の郷名「立花」をとって「橘村」として独立しました。
日本七霊山の一つ霊峰石鎚山を神体山とする石鎚神社や、県指定天然記念物である天満神社のクスノキなどが有名です。
出典:西条市生活文化誌
地区名 | 橘(たちばな) |
---|---|
人口 | 1,770人 |
世帯数 | 836世帯 |
自治会数 | 12 |
地域自治組織 |
橘未来づくり協議会 |
組織の設立経緯及び市とのパートナーシップ協定締結
設立の経緯
橘校区では、これから少子高齢化が一層進むことで「今まで当たり前にできていたことができなくなる」「将来を担う若者の負担が増える」といった地域の将来に対する危機意識がありました。こうした中、校区連合自治会長や各種団体の代表者など橘校区の住民11名が参加した西条市主催の「地域づくり講演会(平成29年8月)」をきっかけに、これからの地域づくりに向けた機運が高まり、橘地区での地域づくりがスタートしました。
平成30年2月には、住民の皆さんに地域づくりの必要性を感じてもらうため「橘校区地域づくり研修会」を開催しました。その後、全3回に渡る座談会を開催し、地域の暮らしをめぐる課題や地域に足りないことなどの洗い出しを行いました。座談会で明らかになった地域課題の解決に向けて、平成30年7月には30代から40代の若手メンバーを中核とした「橘の未来をえがく会」を設立し、より安全で住みやすい橘の実現に向けて、これから地域が目指す将来像や解決する課題などを示した「橘地域未来ビジョン」を策定しました。
令和元年6月には、橘地域未来ビジョンを実現するとともに今後も継続して話し合いや取組を行っていくために、橘地区内の14の地域団体等で構成する「橘未来づくり協議会」を設立するとともに、橘未来づくり協議会の企画・実行部隊として「橘の未来を拓く会(TMH)」を設立しました。
西条市と橘未来づくり協議会がパートナーシップ協定を締結
令和元年6月26日に西条市と橘未来づくり協議会が対等なパートナーとして、地域自治の実現と協働によるまちづくりを推進することを目的に、パートナーシップ協定の締結及び調印式を実施しました。
【協定名】
地域自治の実現及び協働によるまちづくりパートナーシップ協定
主な取組
買い物ツアー
「お店が近くに無い」「買い物に行くのが不便」という地域の課題の解決のため、車が無くても買い物などが楽しめる機会を作ろうと、買い物ツアーを実施しました。
場所 フジグラン西条
参加者 地域に住む70歳以上の独居高齢者
移動手段 公民館、集会所等で乗り合わせの上、ジャンボタクシーで移動
当日の様子
参加者の声
・橘の地域内にはスーパーがないので、普段の買い物は子どもに頼んだり家族が代わりに行ってくれていたが、自分で物を見て買えるのは楽しい。
・みんなでおしゃべりしながら買い物できるのは楽しい。
・たまには少し足を伸ばした場所で買い物できると良い。
・こういった企画を定期的にやってほしい。
ローソン移動販売
日頃の買い物に不自由している方のため、ローソン西条ひうち店の協力を得て、毎週水曜日に移動販売車による食品・ 家庭用品等の販売をはじめました。
取り扱い商品 お弁当、おにぎり、お惣菜、牛乳、豆腐、卵、果物、お菓子、アイス、飲み物、日用品など
※ 販売時間及び販売場所については、橘公民館だよりをご確認ください。
自治会への提言
地域未来ビジョンに掲げた「持続性のある地域運営」に向けて、令和5年12月に自治会長とTMHとの意見交換会を行いました。意見交換会の中で特に多かった「体育部長の負担軽減」「役員の仕事内容を分かりやすくする」「行事のリニューアル」の3つ意見に対して、みんなが無理なく自治会活動に携われるように見直し(案)を検討しました。検討した見直し(案)を基に提言書を作成し、令和6年6月の自治会長会にて提案書の説明を行いました。
橘ふれあいまーじゃん体験会
世代間交流や認知症予防を目的に、全3回コースで「橘ふれあいまーじゃん体験会」を開催しました。小学生から高齢者まで様々な世代の方が参加し、和やかな雰囲気の中、麻雀を通して交流を育みました。
資料
たちばなカレンダー
橘 『地域づくり』 通信