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中川(中川大好き連合会)
中川地区の概要
明治23年に市町村制が実施されたことに伴い、湯谷口村、志川村、寺尾村、明穂村、石経村、来見村、関屋村の7村が合併し、現在の中川地区となりました(出典:丹原町誌)。
江戸~明治は街道沿いに商店が軒を連ねたそうですが、現在は大規模な商業施設や事業所はなく、落ち着いた雰囲気のエリアとなっています。
地区名 | 中川(なかがわ) |
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人口 | 2,037人 |
世帯数 | 973世帯 |
自治会数 | 7 |
地域自治組織 | 中川大好き連合会 (令和5年8月6日設立) |
中川の地域づくりのあゆみ
元々、中川地区は世代間のコミュニケーションが比較的取れており、「あるものを活かし、工夫して楽しむ」、「地域の皆で団結し、何事も面白がる」ような気風のある地区です。
そのような中川地区ですが、各団体の実情をよく知らない、災害時のことを考えてもっと連携を深める必要があるのではないか、との意見から自治会をはじめ各種団体の代表の方による意見交換が始まりました。地域には多くの良いところや、課題があることが認識され、今後、地域の課題や守っていきたいものをみんなで共有するための場や組織作りを検討していくことになりました。
そして、中川地区にはどのような課題があるのか、もっと広く知るため、中川地区の各種団体から約35名が集まり、全3回に及ぶ座談会を開催しました。
座談会ごとに、それぞれテーマを設定し、地域の特徴や頑張っていること、どのような地域にしたいか、その実現方策などをグループに分かれて真剣に話し合いました。座談会では、「世代を超えた交流ができていない」、「耕作放棄地が増えてきた」など地域の課題や、「中川の豊かな自然をもっと活かしたい」、「地域みんなで子どもたちを見守りたい」といった意見が出ました。それらの課題や意見を踏まえ、今後、課題を解決するためにどのような取組が必要かを検討していくため、令和4年9月に「中川地域づくり検討会」を立ち上げました。
令和4年5月30日 第1回 座談会 令和4年8月29日 第3回 座談会
「中川大好き連合会(地域自治組織)」の設立
「中川地域づくり検討会」では、中川の将来像を描いた地域未来ビジョンを作成し、これからも継続した話し合いを実施するため、令和5年8月6日に「中川大好き連合会(地域自治組織)」を設立しました。
地域自治組織の名前は、これからの中川地域を担っていく子どもたちに会の名前を考えてほしいという考えから、中川小学校の5年生(募集当時)、丹原西中学校の生徒にアイデアを募集しました。募集したところ50を超えるアイデアが集まり、白熱した話し合いの結果、会の名前は「中川大好き連合会」に決定しました。
設立総会には、多くの住民が参加し、中川小学校・丹原西中学校の生徒による発表やバルーンリリースなどを行いました。
令和5年8月6日 設立総会の様子
西条市と「中川大好き連合会」がパートナーシップ協定を締結
令和5年8月6日、西条市と中川大好き連合会が対等なパートナーとして、地域自治の実現と協働によるまちづくりを推進することを目的に、パートナーシップ協定の締結および調印式を実施しました。
【協定名】
地域自治の実現および協働によるまちづくりパートナーシップ協定
中川地域未来ビジョン
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主な取り組み
地域行事の見直し
新型コロナウイルス感染防止のため、数年中止となっていた地域行事の復活に向けて、地域の各種団体が、今までの行事の課題や改善点について話し合う場を設けました。また、今まで続けていた行事についても、今後の運営方法や、行事の在り方について、同様に話し合いました。
話し合いの場では、「少子高齢化で、今まで出来ていたことが出来なくなってきた。」「やり方を変えていけば、続けられることもあるのでは。」といった意見が出されました。地域の各種団体が、横につながり連携することで、従来の行事のやり方を見直しながら、地域行事の復活や開催に向けての流れをスムーズにすることが出来ました。
令和6年4月 運動会の様子 令和6年8月 盆踊りの様子