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令和元年度わくわく化学教室を開催しました

ページID:0057724 更新日:2019年10月23日更新 印刷ページ表示

 株式会社クラレ西条事業所と西条市では、化学のおもしろさ、実験のドキドキ感を多くの方に知ってもらうため、年間3回、「わくわく化学教室」を開催しています。

第3回(10月19日)

 第3回のテーマは「繊維ってなんだろう?」。

 株式会社クラレで製造している繊維についての授業、実験に加え、今回は工場見学も行いました。

 授業の様子

 初めに、繊維の種類や特性についてのお話を聞き、実験を行っていきます。

 今回初めて、ナイロン樹脂を作る実験を行いました。
 ヘキサメチレンジアミン溶液にアジピン酸溶液を注ぐと、2つの液の境界に膜ができます。ピンセットで膜をつまみ、試験管で巻き取っていけば、ナイロン樹脂の繊維ができます。

 ナイロン樹脂をつくる実験 実験の様子

 続いて、クラレで製造している数種類の糸を引っ張り、それぞれの糸の強度を比べました。伸縮性のあるものや、はさみでなかなか切れないものなど、参加者たちからは驚きの声があがっていました。
 また、実際に綿も紡いでみました。

 糸の強度の比較実験 綿を紡いでいる様子 

 ポリエステル繊維を作る実験も行いました。
 繊維のもととなるチップを溶かし、ピンセットを使って細く引き伸ばします。
 糸が切れないよう、慎重に引きのばします。
 中には、教室の外まで引きのばした参加者もおり、実験は大盛り上がりでした

 糸引きの実験 糸引きの実験

 糸引きの実験

 続いて、染色の実験を行いました。
 数種類の布を染料につけると、繊維の種類によって違う色に変化します。テキストを参考にしながら、繊維の種類を鑑別しました。

 染色の実験 染色の実験

 お湯に溶ける布の観察も行いました。

 お湯に溶ける布の観察

 授業、実験のあとは、実際に繊維を製造している工場を見学させていただき、繊維ができあがる工程を間近で見ることができました。

 食堂で昼食を食べ、修了式と記念撮影を行い、3回目の教室が終了しました。

 修了式の様子 集合写真

 

 今回で、今年度の教室は終了いたしました。
 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

 

第2回(8月24日)

 第2回のテーマは「不織布ってなぁに?」。

 株式会社クラレで製造している不織布についての授業、実験を行いました。

 授業の様子

 初めに、普通の布と不織布の違いを顕微鏡を使って観察しました。
 普通の布は太い糸が規則正しく並んでいるのに対し、不織布は細い糸が不規則に並んでいることが分かりました。

 不織布の観察をする参加者 

 続いて、マスクを分解し、観察しました。
 マスクは3枚でできており、ほこりや花粉を通さないつくり、呼吸がしやすいつくりと、それぞれつくりが異なっています。

 マスクの観察 マスクの観察

 続いて、ろ過の実験を行いました。
 黒い水を不織布を使いろ過すると、きれいな水色やピンク色になり、参加者たちからは歓声が上がっていました。
 不織布は、汚れを取り除き、水をきれいにする働きをすることがわかりました。

 ろ過の実験の様子 ろ過の実験の様子

 水は通さず、空気だけを通す不織布を使った実験も行いました。

 水を通さない不織布の実験

 水を通さない不織布の実験

 他にも、包帯を引っ張ったり、実際に巻いたりして、伸びやすさや切れやすさを観察しました。

 包帯の観察

 参加者たちは、楽しみながら不織布の性質を学ぶことができたようです。

 授業の後は、クラレ西条事業所の食堂で昼食を食べ、修了式と記念撮影を行い、2回目の教室が終了しました。

 修了式の様子 記念撮影

 

 3回目のわくわく化学教室は、10月19日土曜日開催予定です。対象となる市内小学5,6年生には、各学校を通じて案内チラシを配布します。

 次回も、たくさんのご応募お待ちしております!

   

第1回(6月29日)

 第1回のテーマは、「プラスチックフィルムってどんなもの?」

 株式会社クラレ西条事業所の社員の方が講師となり、株式会社クラレで製造しているフィルムについての授業、実験を行いました。

 授業の様子

 フィルムとはどういうものか学んだあと、実際にフィルムを作る実験を行いました。
 「ポバール」という水に溶ける特長をもった合成高分子を水に溶かし、フライパンで熱してフィルムを作っていきます。

 フィルムを作る実験の様子 フィルムを作る実験の様子

 熱したあと、ピンセットで慎重にはがしていきます。

 出来上がったフィルムに好きな絵や文字を描き、水に浮かせて、その上から紙を乗せます。
 少し時間を置くと、フィルムは水に溶けて、紙に絵や文字だけが転写されます。

  参加者は夢中で実験に取り組んでいました。

 転写の様子

 続いて、偏光フィルムを使った実験を行いました。
 偏光フィルムはポバールフィルムを染色し、一方向に引っ張って作られています。 
 このフィルムを引っ張った方向と同じ方向に2枚重ねても何も変わりませんが、直角に重ね合わせると、真っ黒に見えます。

 偏光フィルムの実験

 偏光フィルムはテレビやスマートフォン、ゲームの画面に使用されています。
 画面の半分が真っ白のパソコンに偏光フィルムをかざすときれいに画面が映り、参加者からは驚きの声があがっていました。

 偏光フィルムを使った実験

 続いて、水に溶けやすいフィルムと溶けにくいフィルムを使ったスーパーボールすくいにも挑戦しました。
 水につけるとすぐに溶けてしまうフィルムに苦戦している様子も見られましたが、終始盛り上がりを見せていました。

 スーパーボールすくいの様子

 フィルムの特性を楽しく学ぶことができました。

 授業のあとは、クラレ西条事業所の食堂で昼食を食べ、修了式と記念撮影を行い、第1回目の教室が終了しました。

 修了式の様子 集合写真

 第2回目の教室は8月24日土曜日開催予定です。

 対象となる市内小学5,6年生には、学校を通じてチラシを配布いたします。

 次回もたくさんのご応募お待ちしております。

 

 


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