本文
人にも環境にも優しい CLT公共建築物のご紹介
あたたかみがあり、快適な生活空間を提供してくれる素材、木材。
木は大気中の二酸化炭素を吸収し、固定することで、地球温暖化の防止にも貢献しています。
日本には利用可能な森林資源が豊富にあり、森林の成長量は木材の利用量を大きく上回っています。CLT建築は、森林の成長量に見合った木材資源の有効利用を促し、CLTの普及は、森林資源の循環利用と豊かな水資源をはぐくむ森林の保全に繋がります。
西条市では、CLTの利用拡大により原木の増産を喚起し、地域林業の成長産業化および地域経済の活性化を図るため、「西条市公共建築物における木材利用の促進に関する方針」のもと、公共施設へのCLTの活用促進に努めています。
代表的なCLT公共建築物
西条市西消防署河北出張所
所在地
西条市実報寺甲196番地4
建築年月
令和元年9月
構造 ・ 延べ面積
木造平屋建て ・ 151.29平方メートル
CLT利用方法 ・ CLT利用量
屋根、壁 ・ 43.83立方メートル
特徴
消防施設として全国初のCLTパネル工法(壁に使用するCLTパネルに柱と壁の機能を持たせる工法)を採用した救急出張所です。CLTは断熱性、耐震性、遮音性等に優れており、防災拠点における建築素材としても注目されています。
外観
平面図・断面図
- ※赤部分がCLT使用箇所
西条市子育て交流センターここてらすこまつ
所在地
西条市小松町新屋敷甲3003番地
建築年月
平成31年3月
構造 ・ 延べ面積
木造平屋建て ・ 540.0平方メートル
CLT利用方法 ・ CLT利用量
屋根、間仕切壁 ・ 89.35立方メートル
特徴
地域における子育て支援環境の充実を図るための施設であり、子育て親子や地域の児童が利用することから、温かみの感じられる空間になるように、目に見える場所、手に触れる場所などの木質化を図っています。外部のひさしおよび内部のエントランスや交流スペース部の間仕切壁では、素材のCLTの様子を直接確認することができます。
外観
内観
平面図・断面図
- ※赤部分がCLT使用箇所