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Xin chào❣【NHIのLOVE SAIJO Style No.7】和太鼓は素晴らしい!
「国際交流員NHI(ニー)の「LOVE SAIJO Style」へようこそ!
※ベトナムから来た3代目国際交流員 NHIが西条で体験し、発見したことなどを通して、母国のことをご紹介するページです。
《道前太鼓の演奏》
お久しぶりです❣
市民の皆さん、お久しぶりです。フエ市伝統工芸フェスティバルの出展準備と一時帰国が重なり、4か月ぶりの記事掲載となってしまいました。本当に申し訳ございません。約1年程帰国していなかったので、今回のベトナム帰国はとても久しぶりに感じました。4月頃の西条市はまだ少し寒かったですが、ベトナムに帰ってきたら、すごく蒸し暑いのでベタベタになりました。しかし、母国の家族の暖かさと料理の美味しさでエネルギーをたくさんもらい、西条市に戻ってきました。国際交流員NHI(ニー)の「LOVE SAIJO Style」に掲載する記事を長らくお待たせしましたが、これからまた色々な記事を掲載していこうと考えていますので、皆さまの応援をお願いいたします。
《※ベトナムは4月から8月までだんだん蒸し暑くなります。》
〈西条市出展ブースの雰囲気〉
フエ市伝統工芸フェスティバル2023では、西条祭りの雰囲気の中で、石水信至氏の彫刻実演や彫刻体験、ミニチュアだんじり観覧、西条祭りについてのクイズ、ちょうちんの絵描き体験などを来場者に楽しんでいただきました。西条祭りについてご存じでなく、彫刻師の演奏、ミニチュアだんじりをはじめて見た来場者や、彫刻、ちょうちんの絵描き体験をはじめてした来場者がとても多かったので、色々な西条市の魅力を伝えられたと感じています。
帰国後、早速太鼓の演奏を見られました。
西条に戻ってきたら、ちょうどアメリカのジョージ・ワシントン高校生の受入を行っているところでした。私もプログラムの一部に参加する中で、初めて和太鼓の演奏を拝見することができました。そこで、今回拝見した和太鼓演奏についての感想とベトナムの太鼓演奏について、少し皆さんにお話したいと思います。
私は3年前に東京で一年間留学したことがありますが、太鼓演奏を見る機会がなかったことやコロナの影響であまり遊べなかったこともあり、残念ながら留学中は和太鼓の演奏を拝見したことはありませんでした。しかし3年後の現在、西条市の国際交流員として日本に再入国し、ついにSaijo Baseで太鼓演奏を拝見できました。非常に嬉しかったです。和太鼓集団 道前太鼓の皆さんはすごく元気があり、演奏の表現も非常に上手でした。私だけではなく、ジョージ・ワシントン高校生や他の来場者の皆さんも心を動かされたと思います。初めて太鼓演奏を見たので私は「Wow...」しか言えなかったですが、本当に素晴らしい演奏でした。色々な種類の太鼓の音と笛の音が組み合わさった、きれいなメロディーを聞かせていただきました。楽器の魅力だけではなく、日本の伝統的な和太鼓の文化を継承するため、年齢関係なくさまざまな世代が一緒に練習し演奏をしたりすることも太鼓演奏の大きな魅力の1つだと感じました。年配の方・大人・子どもが一つのチームになり、それぞれの個性が際立つ音を聞いていると気持ちよく、リズムに合わせて首を揺らしていました。
〈道前太鼓〉
演奏が終わった後、道前太鼓の皆さんがジョージ・ワシントン高校生たちに太鼓の体験をさせてくださりました。最初は難しそうで体験するのをちゅうちょしている子がいましたが、舞台に行って体験してみたらとても楽しそうでした。ジョージ・ワシントン高校生たちの姿を見て、たくさん元気をもらいました。自分の高校時代を思い出すと、恥ずかしく怖いと思いながらも、色々なことを体験していました。「覆水盆に返らず」という言葉はありますが、高校生の時の元気さを取り戻して、これから色々な体験をしていきたいと思います。市内に住んでいる外国人の皆さんにおかれましては、このような日本の伝統的な和太鼓演奏を見たり体験したりすることはあまりないと思いますので、ご機会があれば西条にある日本文化を体験し、市民の皆さんと交流出来たら良い活動の1つになると考えています。
〈ジョージ・ワシントン高校生の太鼓体験の雰囲気〉
ベトナムの太鼓演奏は?
それでは、ベトナムの太鼓演奏はどのようなイメージなのか、紹介したいと思います。日本のようにベトナムにも太鼓の演奏があります。しかし、いくつか日本の太鼓演奏と違う点があります。ベトナムの太鼓演奏で演奏家はあまり歌っていません。太鼓の演奏中に「ヘイ」「ヘイ」「ヘイ」だけたまに言いながら、太鼓を叩いていると感じています。それか、音楽を流してそのメロディーに沿って、太鼓を演奏しています。前回道前太鼓の演奏を見た時、演奏家がたたく時に、色々な歌を歌っている気がしました。太鼓と一緒に使う楽器について、日本ではチャッパ以外にゴングを使わないのですが、ベトナムでは使います。また日本では笛を使うのですが、ベトナムではあまり使いません。ですので、ベトナムの太鼓の音は日もとより大きいと思います。日本の各自治体にはだいたい太鼓団体があると思いますが、ベトナムにはなさそうです。少数の自治体だけにあります。なので、日本のようにどこでも太鼓演奏を簡単に拝見できませんが、ベトナムの場合は太鼓演奏者がいる自治体の所に行くか、太鼓演奏がある祭りに行くしか拝見できないです。
※ベトナムの太鼓演奏がどのようなイメージか知りたい方はぜひ以下のリンクをご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=0FaeLgR5piI
〈ベトナムの太鼓演奏〉
《※ベトナムの太鼓の色は赤い!》
ベトナムの太鼓獅子舞演奏
ここで、ベトナムの太鼓は獅子舞と合わせて演奏することについて紹介いたします。日本のように太鼓演奏だけで演奏している太鼓団体はありますが、ベトナムでは太鼓団体より、太鼓獅子舞演奏の方がよく見られています。太鼓獅子舞演奏はベトナムのテト(旧正月)や中秋節などの祝祭やお祭りなどで行われています。特に、新店オープニングセレモニーの時にも太鼓獅子舞を演奏されています。なぜなら、ベトナム人にとって獅子舞は家に来ると幸運が訪れるものだからです。道で太鼓を打ちながら獅子舞団体が踊ったりして、にぎやかな雰囲気でお祝いすることは日常生活でたくさん見られるので、ベトナム人だけではなくベトナムにいる外国人の方も楽しみにベトナムの太鼓獅子舞を見ます。
《今年のフエ市伝統工芸フェスティバルでの太鼓獅子舞演奏》