Xin chào❣【NHIのLOVE SAIJO Style No.15】多彩な変化に富まれるベトナムの気候

国際交流員NHI（ニー）の「LOVE SAIJO Style」へようこそ！

※ベトナムから来た3代目国際交流員　NHIが西条で体験し、発見したことなどを通して、母国のことをご紹介するページです。

《西条ベトナム会との第1回交流会》

　西条ベトナム会は6月から1カ月に1回、定期的にベトナム人と交流会を行っています。毎月交流会のテーマを決め、ベトナム語と日本語で交流しながら、テーマに関する両国の文化や知識などをシェアしたりします。今回は【梅雨】と【国の花】について色々な面白い話をしました。交流は楽しい雰囲気で、皆さん頑張ってベトナム語と日本語の壁を乗り越え、自分が言いたいことを伝えられるようになりました。ベトナム語と日本語の勉強以外にも、両国の深い文化を知ることができるので、非常に役に立つ交流会だと感じています。もしご興味がございましたら、【西条ベトナム会】までご確認ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

ベトナムの気候について紹介

　今回の記事では、皆さんにベトナムの気候について紹介いたします。ベトナムは大きく3つの部に分かれています。北部・中部・南部です。国際交流員NHI（ニー）の「LOVE SAIJO Style」ではよくこのことを書いてありますが、記憶にございますでしょうか。実は、各部によって気候が異なります。それでは、本題に入りたいと思います。

北部

　ベトナム北部は日本のように四季（春・夏・秋・冬）があります。しかし、ベトナム北部は亜熱帯性気候なので、日本とは季節が少しずれていて、春は1月～3月、夏は4月～6月、秋は7月～9月、冬は10月～12月です。そして、ベトナム北部の秋と冬には、日本のように紅葉や雪の絶景をあまり見ることができません。西条ベトナム会の交流会では、日本の【梅雨】は夏に入る前に1、2週間ほど曇りや雨の日が多くなる時期であり、はっきり梅雨の時期が分かるとお聞きしましたが、ベトナム北部では梅雨の時期がはっきり分かりません。だいたい夏の夕方から雷雨は発生すると言われています。熱帯低気圧が発生したら、2，3日雨が降ることがあります。ベトナムでは下水道の設備がまだ進んでいない地区があるので、雨がたくさん降ると、冠水し、非常に大変です。秋になると雨も降りますが、多くはありません。冬から春の旧正月を超えるまでは小雨が降ったりしますので、ベトナム北部の雨は夏に多く、秋・冬・春に少ないと言われています。また、ベトナム北部の6月・7月は摂氏39度、40度を超えるほど最も暑い時期なので、もしベトナム北部の旅行を考えられているならば、秋の方がお勧めです。

《ベトナム北部の春・夏・秋・冬》

※　ベトナム北部は四季により、各地域の特徴があります。北西部の春にはきれいな棚田の雰囲気を体験するために、たくさんのバックパッカーが来ます。夏になると、北部の有名な海に国内外の旅行客が訪れますが、梅雨の影響で大雨が降り、一部の地域では洪水が発生します。ベトナムの首都・ハノイの秋は、秋の花や食べ物など様々な魅力があり、非常に素敵な時期です。北部の冬のクリスマスの雰囲気は賑やかで、宗教に関係なく、大勢の人が教会で集まり、行事をお祝いしたりします。

中部

　ベトナム中部は乾季・雨季があり、温和な気候と言われています。しかし、ベトナム中部は北部と南部の真ん中にあるので、北中部と南中部の気候に分けられます。北中部は、冬になると気温が下がり寒くなります。逆に夏になると気温が40度を超える日もあり、空気が乾燥し猛烈に暑い気候です。南中部は冬になってもあまり気候の変化がありませんが、夏になると北中部と同じように蒸し暑くなります。ベトナム中部の雨季はだいたい7月から11月の間で、この時期の台風の年間平均発生数は5回から8回ですので、【台風シーズン】と言われています。ベトナム中部は全国で最も台風が発生する地域であることに加え、風水害予防の堤防を北部と南部ほど整備できてない地区が多いことから、毎年【台風シーズン】になると物だけではなく、人への被害も発生しています。

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《ベトナム中部の乾季・雨季》

※　ベトナムには3,260kmの海岸線があるので、中部には世界でも有名なビーチがたくさんあります。台風シーズンを除き、一年中観光業が発展しています。しかし乾季の時期には、水不足が深刻化し干ばつが発生している地域もあります。毎年、農業生産活動は多くの困難に直面しているようです。台風シーズンの被害も大きいです。特に2020年に発生した台風は過去に例がないほど強く、10月から11月の間、8個の台風が連続接近しました。何百人も死者が出て、何千棟の家が冠水し壊れるなどの被害が発生しました。その時、本市からは友好都市であるベトナム・フエ市に義援金をお送りしました。

南部

　ベトナム南部も中部と同じように乾季と雨季があり、熱帯モンスーン気候に分類されています。年間を通して気温の変化や台風などの影響があまりなく、夏のように熱い天気が続きます。しかし、5月から10月までは雨季で、急に大雨が降ったり止んだりします。ベトナム南部は北部や中部と違い、台風の影響をあまり受けませんが、雨季にはあっという間に冠水することがよくあります。したがって、ベトナム南部の天気に注意して旅行の日程を立てた方が良いと思います。旅行のおすすめ時期は乾季である11月から4月までの間です。気温は高いですが、湿度が低いので朝と夕方の気温が少し低く、旅行者にとってはベストシーズンだと言われています。

《ベトナム南部の乾季・雨季》

※　ベトナム南部の気候は1年中温かいので生活しやすく、べたつかないさらっとした汗をかくような感じなので、観光客が楽しめる気候です。しかし、雨季に激しい雨が降ると、多くの道路が川に変わると言われています。家が冠水し、大変な状態にもなります。