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ベトナム・フエ市からの訪問(平成23年7月31日)と西条市からのフエ市訪問(平成23年8月20日~25日)
ベトナム・フエ市からの訪問と西条市からのフエ市訪問
ベトナム・フエ市からの訪問
西条市では今年度からの3カ年で、JICA(国際協力機構)の国際支援委託事業として、当市の12歳教育(防災教育)を紹介し現地の実情に合った教育プログラムの実践に取り組んでいますが、フエ市のタイン副市長をはじめとする防災や教育の専門家5人が平成23年7月31日に西条市を訪問しました。
この訪問の目的は、西条市の12歳教育に対する理解を促進するため、子ども防災キャンプの見学や小・中学校を視察することでした。
国安小学校で行われたキャンプでは、子どもたちと一緒に煙体験や起震車体験・降雨体験などに参加するなど、当市の防災教育の現場を視察しました。
また、小・中学校を訪問して、防災教育の環境を視察するとともに、説明にあたった先生に質問したり、中学校の部活動などの見学も行ったりしました。
フエ市の皆さんが市長を表敬訪問されました
国安小学校で子ども防災キャンプを見学
西条市からのフエ市訪問
また、当市の職員や教員など10人が平成23年8月20日から6日間、フエ市を訪れ、防災教育の取り組みの一つであるタウンウォッチングを中学校2校で実施しました。
フエ市の中学校では初めての取り組みでしたが、先生や学生も戸惑いながらも興味を持って取り組んでもらえたようです。
まち歩き後には、地域の危険な場所などを記した立派な地図も出来上がり、学生らは「とても楽しかった」と感想を話してしていました。
今回の取り組みでは、防災の目でまちの中にある危険なものや、防災に役に立つものを探して歩きましたが、これは「自分の身は自分で守る」ということを気付いてもらうための一つの手法でした。
今後も、西条市の12歳教育を紹介するとともに、フエ市に合った防災教育を現地の先生や学生たちと考えていきたいと考えています。
*タウンウォッチングの目的
防災の観点で、自分の住んでいるまちを歩き、地域内の危険な場所や防災に役立つもの等を発見することで、防災意識の向上を図る。また、地域と協力して実施することで地域の連携体制の構築をめざす。
タウンウォッチングを実施したチュー・バン・アン中学校での記念撮影
まちを歩きタウンウォッチング
地図作り
完成した地図の発表