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「子どもを守る医療応援シンポジウム」を開催しました

ページID:0000966 更新日:2015年1月15日更新 印刷ページ表示

 全国的に危機的状況である小児医療。特に西条市は小児科医不足が顕著であり、市内の小児科医師数は開業医6人、病院勤務医5人(うち救急対応3人)の計11人です。また小児科医の高齢化も進んでおり、このままでは、近い将来、市内小児医療は大変厳しい状況へ陥ってしまいます。
 そこで西条市では、平成23年9月11日、中央公民館にて愛媛県東予地方局との共催で標記のシンポジウムを開催し、市内外から350人の参加がありました。
 前半は、NPO法人地域医療を育てる会理事長・藤本晴枝(ふじもとはるえ)氏をお招きし、千葉県立東金病院の例を基に、全国的にひっ迫化する地域医療の課題解決策案について基調講演を頂戴し、後半は高橋貢医師(高橋こどもクリニック院長)、大藤佳子医師(西条中央病院小児科部長)、西条市救急救命士、一般保護者代表の4人をパネリストとしたパネルディスカッションを行いました。
 講演では、医療・住民・行政・福祉各分野が互いに連携することの重要性や、健康づくりに必要な人員およびその財源確保の大切さについてご説明いただきました。
 ディスカッションでは、一般保護者代表から実体験に基づく課題を投げかけていただき、救急救命士は救急車を利用する半数以上の患者は入院を要しない軽傷患者であることを報告しました。大藤医師からは小児患者の緊急度・重症度(トリアージ)などについてご説明いただき、高橋医師からは細菌性髄膜炎などの小児特有の症状を例に挙げ、発熱してすぐの受診では病名が特定できない場合が多く、一方で発熱に意識障害や長く続くけいれんを伴う場合は早期受診が必要であることなどをご説明いただきました。またお二人の小児科医師からは、その過酷な労働状況についてもご報告をいただきました。
 今回のシンポジウムを開催したことで、参加者アンケート結果から分かるように、医療、行政、住民等が共通認識を持つことが出来たようです。今後市といたしましても、各関係機関と連携し、粘り強く市内の小児医療対策および地域医療対策を推進していきたいと考えています。

  • PDFアイコン子どもを守る医療応援シンポジウム参加者アンケート結果(PDF形式118KB)
    子どもを守る医療応援シンポジウムの様子1 子どもを守る医療応援シンポジウムの様子2

    お問い合わせ

    西条市役所 保健福祉部 健康医療推進課(総合福祉センター内)
    電話:0897-52-1395(直通)

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