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水害時の衛生対策(洗浄・消毒など)
水害時の衛生対策について
台風や集中豪雨等により家屋等が浸水した場合、洗浄や消毒が必要になることがあります。
浸水した家屋の感染症対策について<厚生労働省ホームページ抜粋> [PDFファイル/950KB]
清掃作業時に注意してください<厚生労働省ホームページ抜粋> [PDFファイル/86KB]
清掃と乾燥が重要です<厚生労働省ホームページ抜粋> [PDFファイル/271KB]
1.家屋等が浸水した場合
豪雨等により家屋などが浸水した場合は、洗浄や拭き取りにより十分に汚れを除去して、乾かした後、消毒するようにしてください。
(消毒は、汚れのない状態でないと、効果を発揮することができません。)
2.衛生対策について
家屋などが浸水した場合、次のとおり洗浄および衛生対策を行ってください。
床上の場合
室内は、食事や睡眠など生活を行う場所のため、泥や汚れを十分に取り除いた後、消毒を行いましょう。
- 水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付けてください。
- 汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭きするなどしてください。
- 食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流してください。
- 食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいに拭き取ってください。
家の周囲や床下の場合
土砂等を取り除いた後、水道水で洗い流し、しっかり乾かすことが重要です。
床下に流れ込んだ土砂や水分が残っている場合、その湿気により、家の基礎や土台(床組)などに影響が出る場合があります。
- 汚泥や不要なものなどを片付けてください。
- 庭木や外壁についた泥は、水で十分に洗い流してください。
- 床下換気口のごみを取り除き、床下の風通しを良くしてください。
- 床下はスコップや流水を用いて汚泥を取り除いた後、雑巾などで水気をなくし、扇風機などにより強制的に換気し、乾燥させてください。
食中毒、感染症の予防のために
- 受水槽は、安全と衛生を点検・確認してから使用してください。
- 水に浸かった食品や、停電により保存温度が保てなかった要冷蔵・冷凍食品はできるだけ廃棄してください。
- からだに異常を感じたら早めに医療機関で受診してください。
- 食事の前や用便、清掃の後などは、しっかりと手を洗ってください。
3.消毒方法について
消毒薬は、過剰に使用すると人の健康や環境へ影響を与えることがあります。使用は必要最小限としましょう。使用の際には、事故が起こらないよう注意してください。消毒薬は、ドラッグストアや薬局、ホームセンターで購入できます。
消毒薬の使用方法は下記URLを参照にしてください。
「一般家屋における洪水・浸水など水害時の衛生対策と消毒方法」のガイダンス(暫定版)(日本感染症学会)(外部サイトへリンク) http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/suigaiji-guidance_zanteiban.pdf
消毒薬を取り扱う際には、ゴム手袋などを使用するとともに、皮膚や目にかからないように注意してください。また、皮膚についた場合、水とせっけんでよく洗い流し、目に入った場合は水で15分以上洗い流し、医師の診察を受けてください。
※消毒液をペットボトルへ移し替えないでください。誤って飲んでしまう事故につながることがありますので、必ず使い切ってください。また、他の消毒液や洗剤と混ぜないでください。
※消毒液の入っていたバケツやじょうろなどは、使用後、十分に水で流してください。
※床下の消毒・乾燥用に消石灰をまくことについては、用法や効果について明確に示されたものがありません。消石灰は水に溶けると強アルカリ性となるため、使用する場合には、目や皮膚につかないように、また、口に入らないように十分注意してください。
参考URL
一般家屋や食品営業施設における浸水後の消毒の相談について(厚生労働省)(外部サイトへリンク)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000122746_00005.html