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五種混合(四種混合)予防接種について

ページID:0109253 更新日:2024年3月29日更新 印刷ページ表示

五種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、不活化ポリオ、ヒブ感染症)ワクチン

 令和6年4月1日より、従来の四種混合(DPT-IPV)ワクチンに、ヒブワクチンを加えた五種混合ワクチンが定期接種の対象となりました。五種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)は、ジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)、ポリオ(IPV)、ヒブ感染症(Hib)の予防接種です。

 令和6年4月1日以降にジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ、ヒブワクチンの接種を開始する場合は、五種混合ワクチンの接種が基本となります。令和6年2月以降に生まれた人から五種混合の予防接種予診票を発送しています。令和6年1月以前に生まれた人で接種を開始していない方の予診票は、市内協力医療機関と各保健センターで交付できますので、母子健康手帳と予防接種手帳をお持ちください。

(注意)すでに四種混合ワクチン、ヒブワクチンの接種を開始している人は原則として同一ワクチンで接種を完了させる必要がありますので、引き続き、四種混合ワクチンとヒブワクチンの決められた回数を接種してください。

ジフテリア

 ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。症状は、高熱、のどの痛み、犬がほえるような咳、嘔吐などがあり、のどが腫れて窒息死することもあります。発病2~3週間後にはジフテリア菌の出す毒素によって心筋障害や神経まひを起すことがあるため注意が必要です。国内では1999年を最後に報告はありませんが、近年アジア地域をはじめ世界各地で小さな流行はあり、日本でも油断は禁物です。

百日せき

 百日せき菌の飛沫感染で起こります。百日せきワクチンの接種がはじまって以来、患者数は減少していましたが、平成19年に国内の大学で集団感染が報告されました。最近、長びくせきを特徴とする思春季、成人の百日せきがみられ、乳幼児への感染源となり重症化する例があるので注意しましょう。
百日せきは普通のかぜのような症状で始まります。続いて咳がひどくなり、顔をまっ赤にして連続的にせき込むようになります。せきのあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。
通常、熱は出ません。乳幼児はせきで呼吸ができず、くちびるが青くなったり(チアノーゼ)、けいれんが起きたりすることがあります。乳児では肺炎や脳症などの重い合併症を起こし、命を落とすこともあります。​

破傷風

​ 土の中などにいる破傷風菌が、傷口から人の体内に入ることにって感染します。体の中で菌が増えると、菌の出す毒素のために、顔面のまひや全身のけいれんなどが起こります。致命率が高く、治療が遅れると呼吸筋のまひにより窒息死することもあります。感染者の半数は、本人や周りの人では気が付かない程度の軽いとげし傷が原因です。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。

ポリオ

 かつては「小児まひ」とも呼ばれ、わが国でも1960年代前半までは流行を繰り返していましたが、現在では予防接種の効果で、国内での自然感染は報告されていません。
しかし、現在でもパキスタン、アフガニスタンなどの国では野生株ポリオウイルスによるポリオの発生があることから、これらの地域で日本人がポリオに感染したり、日本にポリオウイルスが入ったりする可能性があります。
ポリオウイルスは、ヒトからヒトへ感染します。感染した人の便中に排泄されたウイルスが口から入り、のどまたは腸で増殖し、数週間にわたって便中に排泄されます。
感染しても大部分の人は無症状ですが、5%くらいに、のどの痛み、発熱などのかぜ様症状がみられます。
また、感染した人の1~2%は無菌性髄膜炎を発症しますが、2~10日で軽快します。
しかし、感染者の約1,000~2000人に1人は、まひを起こし、後遺症として運動障害を残す場合があります。
ときに、呼吸不全を起こして死亡することもあります。​

ヒブ感染症

 ​ヒブ(Hib)はインフルエンザ菌b型の略称ですが、冬場に流行するインフルエンザとは異なるものであり、細菌による飛沫感染で、肺炎や喉頭蓋炎、敗血症、細菌性髄膜炎などを起こすことがあります。
中でも、脳や脊髄を包んでいる髄膜という膜に感染することによって起こるヒブ髄膜炎は、乳幼児が感染すると治療を受けても約5%が死亡し、約25%が発育障害(知能障害)や聴力障害、てんかんなどの後遺症が残る恐ろしい病気です。
最近はヒブ(Hib)の耐性菌が増えているため、ワクチン接種による予防が効果的です。

 
 ジフテリア(厚生労働省ホームページ)

   百日せき(厚生労働省ホームページ)

 破傷風(厚生労働省ホームページ)

 ポリオ(厚生労働省ホームページ)

 ヒブ感染症(厚生労働省ホームページ)

四種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、不活化ポリオ)​

五種混合を接種した場合は、接種不要なワクチンです。
(注意)既に四種混合とヒブワクチンに分けて接種を行なっている場合は、引き続き同じワクチンで接種を完了してください.。

定期接種対象者

 接種時に西条市に住民登録があること。

【 対象と回数 】 

  • 接種期間:生後2か月から7歳6カ月の誕生日の前日まで
  • 接種回数:4回(1期初回3回+1期追加1回)
  • 接種間隔:1期初回接種(3回)は生後2か月以降に行い、その後20日以上、標準的には20日から56日までの間隔をおいて、3回接種

   :1期追加接種(1回)は、1期初回接種(3回)終了後6か月から18か月(1歳6か月)に達するまでの期間

予防接種の効果

 体内に免疫ができると、ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブから感染を防ぐことができます。1期初回で3回接種し、追加接種を1回行なうことにより基礎免疫が終了となります。追加接種後の抗毒素産性能は10年以上続くと言われますが、抗毒素量を防御レベル以上に保つために11~12歳でDT(二種混合)の追加接種を受ける必要があります。

費用

 接種対象期間内であれば、無料で接種できます。

 対象年齢以外の接種は全額自己負担となりますので、お早めに接種をお願いします!

接種方法

 市内予防接種実施協力医療機関 ↓

 市内協力医療機関一覧

 ↑クリックして画像を拡大​

 必ず、医療機関に予約をしましょう!!

医療機関へ持っていくもの

  • 母子健康手帳
  • 予診票(お手元にない場合は、医療機関設置の予診票をお使いいただくか、母子健康手帳をお持ちの上、お近くの保健センターまでお越しください)
  • 西条市の住民と分かるもの(健康保険証など)​​

 県外の医療機関での接種を希望される方は、中央保健センターまでお問い合わせください。

ワクチンの副反応について

 五種混合ワクチン(沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオへモフィルスb型混合ワクチン)の添付文書によると、注射部位の紅斑(赤くなる)、硬結(しこり)、腫脹(はれ)といった局所反応や、発熱、気分変化、発疹、食欲減退、嘔吐、下痢等の全身症状があらわれることがあります。また、頻度は不明ですが、ショック、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、脳症、けいれんといった副反応があらわれることがあります。

 予防接種後に、気になる症状があれば、医師の診察を受けましょう。

救済制度について

 予防接種法に基づく「定期予防接種」として定められた対象期間での接種後に健康被害が生じた場合には、被害の程度によって予防接種健康被害救済制度による補償が受けられます。

 予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省) [PDFファイル/587KB]

 

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