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アウトドア活動促進に向けたグランドデザインを作成しました!
本市では、西日本最高峰の石鎚山をはじめ海抜0m~1982mまでの雄大なフィールドを有し、その広大なフィールド全体を活用したアウトドアアクティビティ活動の促進を図っています。平成29年9月には、国内有数のアウトドアメーカー「株式会社モンベル」と包括連携協定を締結し、その知見・ノウハウを活用し、アウトドア活動で誰もが心躍らせる地域活性化を目指しています。
アウトドア活動促進による地域観光活性化に向けたグランドデザイン概要
平成29年度に株式会社モンベルグループへ委託し、アウトドアのプロフェッショナルの観点による市域全体におけるアウトドアアクティビティの可能性と課題を洗い出し、魅力的なルート設定や情報発信など今後の方向性を示すグランドデザインを作成いたしました。今後は、このプランをもとにアウトドア活動促進によるまちづくりに取り組みます。
西条市の目指す将来像
「水の循環を感じられる アウトドアのまち」
石鎚山がもたらす「水」にまつわる自然・文化・観光資源を活用し、来訪者および地域住民のアウトドア活動促進による地域観光活性化を図る。
現状における課題
(1)フィールド整備
- 水を使ったアクティビティが少ない
- アウトドアエリアへのアクセスが不便
(2)拠点整備
- 用品購入店が少ない・レンタル店が無い
- 滞在時間が短い
- アウトドア情報が入手できない
(3)誘客手法・情報発信
- 市民にアウトドア文化が浸透していない
- 水とアウトドアを結び付けたPRができていない
(4)人材
- アウトドアツアーガイド、インストラクターが不足
(5)防災・減災
- 備蓄設備や拠点場所の不足
具体的施策
(1)石鎚山ハイウェイオアシスのアウトドア拠点としての再整備
- アウトドア利用促進のための様々な機能を備えた総合拠点
- 旅行者だけでなく、地域住民のための機能も整備
(2)受け入れ態勢の整備
- ルートマップ作成・協力店・標識や交通インフラ整備・登山用品やスポーツサイクルの販売およびレンタル施設の整備
(3)情報・魅力発信(イベント・ツアーの開催)
- 水の循環を感じる環境スポーツイベント「SEA TO SUMMIT」の開催
- 自然資源を活かしたガイドによるツアーの開催
効果・目標
(1)旅行客・地域住民のアウトドア活動の促進
- 旅行客が365日、いつでもアクティビティが楽しめるまちの実現
- 地域住民自らアウトドアを楽しむまちの実現
- アウトドアを目的とした旅行客の増加
- 石鎚山ハイウェイオアシスの利用客の増加
(2)モンベルとの包括連携協定にもつながるアウトドアの基本理念の実現
- 自然体験の促進による環境保全意識の醸成
- 子どもたちの生き抜いていく力の育成
- 自然体験の促進による健康増進
- 防災意識と災害対応力の向上
- 農林水産業の活性化
- 地域の魅力発信とエコツーリズムの促進による地域経済の活性化
- 高齢者、障がい者等の自然体験参加の促進
西条市内アクティビティマップ
本市の自然・文化・歴史・アウトドアフィールドを調査した結果、展開可能なアクティビティをエリアごとに図示しました。