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排水設備は正しく使いましょう
宅地内の排水設備の管理は皆さんで!
快適な生活をするための排水設備ですが、使用上の注意を怠ると故障をおこしたり、設備の寿命を縮めることにもなりかねません。簡単な修理でも思わぬ費用がかかりますので、故障をおこさないよう日頃から正しく使いましょう。
流してはいけないもの・・・排水設備のつまりや劣化を早めてしまうもの
野菜くず・油・脱脂綿・布くず・紙おむつ・薬品・熱湯・雨水など
簡単なつまりは、ラバーカップで
排水口の近くの簡単なつまりは、市販のラバーカップで直せますので、備えておくと便利です。
ディスポーザー(生ゴミ粉砕機)の使用について
単体ディスポーザー(排水処理部がついてないもの)は使用できませんが、市が定めた基準に適合するディスポーザー排水処理システムは設置することができます。
設置前に市への確認申請が必要です。
また維持管理については、専門の維持管理業者と契約し、適正な維持管理をする必要があります。
トラップますの清掃について
飲食店等の事業所に設置するトラップますは、月1回程度ます内に付着している油を落としたり、水を勢いよく流してゴミを洗い流したりして清掃してください。このとき、野菜クズ等は下流に流さないようにしてください。
悪質下水の排除の制限について
工場等の事業所において、公共下水道の施設の機能を妨げ、又は施設を損傷するおそれのある悪質な下水を継続して排除するときは、水質基準は、温度、水素イオン濃度(PH)、生物化学的酸素要求量(BOD)、浮遊物質量(SS)、油脂類などの項目ごとに定められており、このうち1項目でも基準を超えていれば悪質下水とみなされます。
悪質業者にご注意ください
宅地内排水設備の清掃を行う業者(以下「清掃業者」)が、個人宅を営業のため訪問する事例がありますが、清掃業者の中には、以下のような悪質な業者も見受けられます。
- 市から依頼されているようなまぎらわしい説明を行う
- 高額な請求をする場合がある
- 作業について説明を十分に行わない
- 業者名や連絡先を明示しない
宅地内の排水設備は個人管理が原則ですので、市が宅地内排水設備の点検や清掃などを行ったり、業者を派遣・紹介することはありません。また、清掃業者による検査が必要ということもありません。
調査や点検に応じるときには、身分証明書の提示を求めるなどして、十分にご注意ください。
通常の使用では、まず排水管が詰まることはありませんが、詰まり等が生じた場合には、市の指定工事店に相談されることをおすすめします。