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5月10日に座談会「地域でめぐる資金のおはなし」を開催しました
「地域でめぐる資金のおはなし」開催案内チラシ [PDFファイル/1.06MB]
昨年度から開始している「西条市版SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)」の実証や「ローカルファンド構想」について、市が持っている情報をまずは参加者の方と共有したうえで、今後について考える機会として、NPO法人西条まちづくり応援団との共催事業として、このおはなし会を開催しました。
今回は、ざっくばらんな雰囲気の中で、疑問点の解消や共通認識を持つことを会のゴールとして、西条市からの説明の後、意見交換会として、ご参加の皆さんから疑問点やご意見、ご提案をいただきました。
特にSIBについては、複数年度での実施、サポートの提案や、金額の設定、また成果目標の設定など、色々なご意見をいただきました。
また、市民活動に取り組まれている方のご参加が多く、将来的にローカルファンドが出来た場合には、「どんな活動に資金提供を行うのか?」「自分達の活動につながるものなのか?」という視点からのご意見も多くいただきました。
ローカルファンドは、そういった活動のための資金的・人的支援を行えるものだという確認をして、共通認識をもつことが出来たのではないかと思います。
また会では、参加者同士の横のつながりも生まれるなど、今後に向けた様々な可能性が芽生えていました。
市では、今後も継続的に様々な形での対話を重ね、理解を深めていきたいと考えています。
「地域でめぐる資金のおはなし」概要
日 時/令和元年5月10日(金曜日)18時30分~20時
会 場/西条市市民活動支援センター
内 容/ローカルファンド構想、西条市版SIBについての説明、意見交換会
共 催/NPO法人西条まちづくり応援団
会の様子
西条市版SIBとは
地域課題解決のための事業を行おうとする事業者と第三者である選考委員が一緒に協議し成果指標を設定したうえで、その事業を応援してくれる地域内外の皆さんから出資を募って事業を実施する仕組みです。
事業期間終了時に事業者が成果指標を達成した場合に、西条市が交付金を中間支援組織に交付することで、出資者は出資の元本と利息を受け取ることができます。
ローカルファンドとは
コミュニティ財団(市民等からの寄附・投資の仲介機能を持ち、分野を問わず地域課題解決のためのコーディネート等を行う財団)。地域課題の解決や新しい挑戦を応援するために資金を出し合い、その資金の活用を住民が主体的に決めていく「地域による地域のための財団」とも言われるもので、将来的設立を検討しています。