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ワークショップ「森の健康診断」 結果報告
西条市地域連携保全活動計画策定事業
「森の健康診断」 結果報告
ワークショップの目的
「森の健康診断」をテーマに、一般市民の方に西条市の現状を知ってもらう目的で、2回のワークショップを行いました。地域で活動している市民団体(西条市環境サポーター、竹林を守る会、鞍瀬塾)のメンバーにも参加していただき、今後、西条市地域連携保全活動計画を策定するに当たって、計画策定の趣旨や協力を呼び掛けることも目的としました。また、高校生にも参加を呼びかけ、若い世代に問題提議する場としても活用しました。
ワークショップでは、NPO法人西条自然学校の山本貴仁氏に講師および全体の進行を依頼し、同法人のスタッフも安全管理および現地講師として参加していただきました。また、東雲短期大学名誉教授 松井 宏光氏、愛媛大学准教授 井上 幹生氏、愛媛大学准教授 鍋嶋絵里氏にも講師として参加していただきました。
開催内容
【第1回】
日時 | 平成26年2月2日(日曜日)13時~16時 |
---|---|
場所 | 石鎚ふれあいの里 |
参加者 | 25名(大人8名、高校生15名、小学生2名) |
【第2回】
日時 | 平成26年2月11日(火曜日・祝日)13時~16時 |
---|---|
場所 | 桜樹公民館 |
参加者 | 13名(大人12名、小学生1名) |
概要 〔第1回、第2回共通〕
<当日の流れ>
12時30分 | 受け付け開始 班分け |
13時 | 開始 西条市地域連携保全活動計画策定について(西条市環境衛生課長) 趣旨・安全対策説明(西条自然学校 山本氏) 人工林の現状と課題について(西条自然学校 山本氏) |
13時30分 | 調査地へ移動 スギの木について説明 分収林について説明 |
13時40分 | 調査開始 |
14時50分 | 調査終了、集合 |
15時 | 草本、低木の植物の同定、解説 |
15時30分 | 総評、コメント |
森の健康診断結果
【第1回結果】
実施日:平成26年2月2日 場所:石鎚ふれあいの里
<森の健康診断結果>
項目 | 1班 | 2班 | |
---|---|---|---|
人工林の種類 | 杉 | 杉 | |
本数 | 15 | 13 | |
平均直径(センチメートル) | 26.5 | 25.5 | |
上層樹高(メートル) | 24 | 20 | |
診断結果 | 超過密 | 超過密 | |
適正本数 | 4 | 7 | |
落葉層の状況 | ない | ||
まだら(被覆率0~50%) | |||
ある(被覆率50%以上) | ○ | ○ | |
腐食層の状況 | ない | ||
まだら状 | ○ | ○ | |
ある(0~2センチメートル) | |||
ある(2~5センチメートル) | |||
ある(2センチメートル以上) | |||
草と低木の被覆率 | 0~20% | ||
20~40% | ○ | ○ | |
40~60% | |||
60~80% | |||
80~100% | |||
草と低木の種類数 | 種類 | 21 | 16 |
<草木、低木等の植物同定結果>
木本
科名 | 1班 | 2班 |
---|---|---|
バラ科 | ミヤマフユイチゴ フユイチゴ クサイチゴ | ミヤマフユイチゴ クサイチゴ |
ツバキ科 | サカキ チャ | チャ |
クスノキ科 | ヤブニッケイ | |
モクセイ科 | ネズミモチ | ネズミモチ |
ヤシ科 | シュロ | |
ブナ科 | アラカシ | アラカシ |
メギ科 | ナンテン | ナンテン |
マツブサ科 | サネカズラ | |
キョウチクトウ科 | テイカカズラ | |
ミカン科 | フユザンショウ | フユザンショウ |
ミズキ科 | アオキ | アオキ |
草本
科名 | 1班 | 2班 |
---|---|---|
ケマンソウ科 | ムラサキケマン | |
アヤメ科 | シャガ | |
クサスギカズラ科 | ジャノヒゲ | |
ヒガンバナ科 | ヒガンバナ |
シダ植物
科名 | 1班 | 2班 |
---|---|---|
オシダ科 | オオカナワラビ オニカナワラビ イノデ ベニシダ | オニカナワラビ ベニシダ |
イワデンダ科 | ウラボシノコギリシダ | |
ホウライシダ科 | タチシノブ | タチシノブ |
コバノイシカグマ科 | フモトシダ | フモトシダ |
1班 | 2班 | |
---|---|---|
木本 14 計 21種 | 木本 8 計 16種 |
【第2回結果】
実施日:平成26年2月11日 場所:桜樹公民館
<森の健康診断結果>
項目 | 結果 | |
---|---|---|
人工林の種類 | 杉 | |
本数 | 14 | |
平均直径(センチメートル) | 25.3 | |
上層樹高(メートル) | 22.8 | |
診断結果 | 超過密 | |
適正本数 | 5 | |
落葉層の状況 | ない | 雪のため判別不能 |
まだら(被覆率0~50%) | ||
ある(被覆率50%以上) | ||
腐食層の状況 | ない | |
まだら状 | ||
ある(0~2センチメートル) | ○ | |
ある(2~5センチメートル) | ||
ある(2センチメートル以上) | ||
草と低木の被覆率 | 0~20% | |
20~40% | ||
40~60% | ||
60~80% | ○ | |
80~100% | ||
草と低木の種類数 | 種類 | 14 |
<草木、低木等の植物同定結果>
木本
バラ科 | フユイチゴ |
---|---|
ツバキ科 | チャ |
ユズリハ科 | ユズリハ |
ミズキ科 | アオキ |
ヤブコウジ科 | ヤブコウジ |
スイカズラ科 | スイカズラ |
キョウチクトウ科 | テイカカズラ |
ウコギ科 | キヅタ |
草本
クサスギカズラ科 | ジャノヒゲ |
---|---|
タデ科 | イタドリ |
シダ植物
オシダ科 | イノデ ベニシダ リョウメンシダ |
---|---|
ホウライシダ科 | イワガネソウ |
木本 8 計 14種 |
ワークショップの様子
【第1回】
【第2回】