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食品ロス削減に向けて

ページID:0053191 更新日:2018年1月30日更新 印刷ページ表示

 吹き出し残さんゾウ

                                 

食品ロスとは

 「食品ロス」とは、本来食べることができたはずなのに、捨てられてしまった食品のことです。 日本での食品廃棄量は年間約2,775万トン(※)あり、このうち、まだ食べられる状態にも関わらず廃棄される「食品ロス」は年間約621万トン (※)あります。これを日本人1人に換算すると、毎日約134g(お茶碗1杯分)のご飯の量を捨てていることになります。 

 この621万トンという量は、世界中の飢餓に苦しむ人々に向けた食糧援助量(平成26年で年間320万トン)を大きく上回る量です。 日本では食料の大半を海外からの輸入に頼っています。しかし、食べられるものを捨てている現状であり、持続可能な社会の実現のために、食品ロスを削減する必要があります。

※農林水産省および環境省「平成26年度推計」

食品ロスの現状

食品ロスの現状 [PDFファイル/1.57MB]

食品ロスとなっている状況

食品ロスとなっている状況は、次のとおりです。

食品メーカー

小売店からの返品

印刷ミスなどの規格外品

約339万トン

小売店

店頭から撤去された食品

期限切れの在庫品

レストラン

お客さんの食べ残した料理

お客さんに提供できなかった仕込み済みの食材

家  庭

調理の際に食べられる部分を捨てている食材

必要以上に調理したことによる食べ残し

消費・賞味期限切れの食品

約282万トン

合          計

約621万トン

食品ロスの原因

 廃棄される理由として、次の3つがあり、もっとも多いのが「過剰除去」で54パーセント、次いで「食べ残し」が27パーセント、「直接廃棄」が19パーセントとなっています。

【過剰除去】54% 食べられる部分まで過剰に除去して捨てること【食べ残し】 27% 食事として使用・提供されていたものを捨てること
【直接廃棄】 19% 賞味期限切れや消費期限切れ等で、食事として使用せずにそのまま捨てること

 野菜や果物の皮を厚くむいてしまうことや、安売りでついつい買いすぎてしまって食べきれない、冷蔵庫を確認しないでうっかり同じものを買ってしまう、といったことが食品ロスを増加させる原因になります。

じゃがいも        食べ残し

食品ロスを減らすには・・・ここがツボ!

1.食材への思いやり

(1)     食材を無駄にしない(野菜の皮や芯を料理に活かす)

(2)     作りすぎた料理をリメイク(残った料理を別の料理に活かす)

(3)     皮を厚くむかない(食品ロスの原因の半分は過剰除去)

今日から実践!食品ロス削減 (家庭・宴会編)

食品ロス削減 (家庭・宴会編) [PDFファイル/1.18MB]

 

2.買い物する時の心構え

(1)   冷蔵庫の中身を確認してから(うっかり同じものを買わないように)

(2)   確認した内容をメモしたり写真で撮影(携帯電話やスマートフォンなら簡単)

(3)   必要なものだけ購入する(安売りでも不必要に買いすぎない)

今日から実践!食品ロス削減 (外食・買物編)

食品ロス削減 (外食・買物編) [PDFファイル/1.25MB]

 

3.冷蔵庫の使い方

(1)   開け閉めの回数を減らす(冷気が逃げてしまうと傷みの原因に)

(2)   詰め込みすぎない(庫内の冷気を循環させよう)

(3)   庫内は清潔に(食材に付いていた菌が繁殖することも)

 

4.消費期限と賞味期限の違い

 【消費期限】 決められた方法で保存した場合において、食べても安全な期限のこと。過ぎたら食べないようにしましょう。
 【賞味期限】 決められた方法で保存した場合において、おいしく食べられる期限のこと。過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないので、見た目やにおいなどをチェックして食べられるか判断しましょう。

 【他にもこんな点に気を付けて】 買ってすぐに使い切ってしまうのに、ついつい奥から期限の長い商品を取っていませんか?すぐに使い切るのであれば、期限の近いものを買うことで、お店から出る製品廃棄が減ることにつながります。これも立派な食品ロス削減への取組です!

残さんぞう! 30・10(さんまるいちまる)運動

30・10(さんまるいちまる)運動とは・・・宴会時等に最初の30分最後の10分は自分の席に座り、食べ残しを減らす運動(平成23年度に長野県松本市が提唱)

 今、この30・10運動が全国に広まりつつあります。西条市も、「もったいない」を心がけ、食品ロス削減のため30・10運動に取り組んでいます。 ぜひ会食、宴会等から始めていただき、食品ロス削減の取組にご協力ください。

飲食店等からの食品ロスのうち、約6割がお客さんの食べ残した料理で、大変もったいない状況です。会食、宴会等での食べ残しを減らすために、みんなで、次の取組を決めてみませんか。

  1. 乾杯後30分間は席を立たず料理を楽しみましょう。
  2. お開き前10分間は自分の席に戻って、再度料理を楽しみましょう。
  3.  幹事様が中心となって実践していただき、食品ロス削減に向けて食べ残しを減らしましょう。

 飲食店での食べ残しを減らすツボ!

1.    注文の際に適量を注文

2.    小盛メニューがあれば利用

3.    料理を注文する際にボリュームを確認し、「食べ切れないかも」と思ったら「少なめにできますか?」とお願い

4.    セットメニューの中に食べられない物があれば、注文の際に、あらかじめそれを抜いてもらう

5.    どうしても食べきれずに残したときには、「持ち帰ることはできますか?」と店員さんに尋ねてみる

※一人ひとりが考えて行動することの積み重ねが大きな力となり、食品ロス削減につながります。皆さんのご協力をお願いします。

【食品ロス削減について行動する(消費者庁)】

http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/

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