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人権ホットメール2014年9月号

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年1月15日更新

人権ホットメール毎月10日は人権を考える日です

2014年9月号

「蟻と人間」の戦いから考える


 太平洋戦争中、Mさんは海軍航空隊の基地がある南太平洋のラバウルに送り出されました。
 空襲のたびに地べたに身体を伏せて、じっと敵の攻撃が終わるのを待つ毎日が続きます。ある日、腹ばいになった目の前で蟻の戦いが始まりました。
 日本の蟻より大きい蟻が、横一列になって互いに向き合い、一対一で相手と格闘をはじめたそうです。一匹に数匹が襲ったりは決してしません。
 戦いが終わると、生き残った蟻が、仲間の死骸を大事そうに抱えて運び始めました。一時間くらいすると、蟻の戦場には死骸一つ残されていなかったそうです。
 Mさんは、ラバウルで終戦を迎えました。多くの仲間が、赤痢やマラリアで死んでいきました。そのたびに荼毘に附し葬りました。けれども、戦場で死んだ多くの仲間は、荼毘に附されることなく、原野に置き去りにされました。
 Mさんは時折、戦場での大量殺りくや野ざらしの死体と、死骸一つ残されていなかった「蟻の戦い」を思いだすそうです。蟻以上に人間がみじめに思えるとともに戦争の悲惨さを、蟻に責められているように感じるそうです。
 今、この地球上に住む人間同士が、互いに相手を罵り、自分たちが「正義」であると思い込んで戦いを繰り返しています。
 わが子を殺し、親を殺し、いじめによって友人を死に追いやり、時には誰でもよかったと無差別に人を殺しています。
 人間というのは、どこまで野蛮な存在なのでしょうか…。蟻や他の動物たちの、生きるための戦いと、人間が繰り返している戦いは、同じものとは思われないのですが……。


西条市人権教育協議会
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