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人権ホットメール2014年8月号

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年1月15日更新

人権ホットメール毎月10日は人権を考える日です

2014年8月号

「障がいを生きる」無音の闇


 音楽の好きな大学生Aさんは、神経に腫瘍ができる難病で、聴力と視力を失いました。盲ろう者の情報伝たち手段である指点字を習得し、抗がん剤治療を受けながら、現在大学に通っています。
 盲ろう者の多くは、社会生活上いろいろ制約もあり、家に引きこもっている人も多くいますが、Aさんは、そのような人たちを勇気づける存在になりたいと思っています。
 多くの人は、重い障がいがあるのに頑張っている、盲ろう者なのにすごい、と言います。
 けれどもAさんは、その「なのに」が気になると言います。誰かの支援がなければ外を歩けなくなった私は、首にリードをつけられた犬のようで、私ってポンコツみたいじゃないか。障がいを持つことで、私は誰かを感動させるために生きているんじゃない・・と。
 大学への通学は、サークル「点訳会」のメンバーが引き受けてくれ、大学は指点字通訳者やパソコンでのノート筆記者を用意してくれています。
 何人かでおしゃべりする時は、その中の一人が手のひらや背中に指で字を書き、状況を伝えてくれます。Aさんにとって、顔も声も知らぬ人間関係ですが、手に書かれる文字に、性格や気持ちが表れており、かかわりを重ねるうちに、その人の輪郭が次第に浮かんでくると言います。
 Aさんは、健常であることが当たり前の大多数の中で、障がい者にどう接すればよいのか分からず戸惑う空気を感じますが、なぜ私の周りには、こんなにも温かくて優しい人があふれているんだろう・・目と耳が使えていた頃より幸せなのかも・・・とさえ感じています。
 見えて、聞こえていた時代を思い出すと、今の自分を否定してしまいそうで、親しい友人には障がいの状況を知らせていませんでしたが、何日も考えた末、自分の人生を社会に出ていくことで切り開こうと決意し、そのことを友人にメールで伝えたそうです。
 Aさんは、友人にメールで伝えることにより、自分を解放することができたのだと思います。私たちも、違いを違いとして受け止め、人にやさしく接することによって人権文化の花咲く西条市をつくっていきたいですね。

西条市人権教育協議会
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