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人権ホットメール2013年12月号

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年1月15日更新

人権ホットメール毎月10日は人権を考える日です

2013年12月号

「命のかけ橋」


 2001年1月26日、JR山手線の新大久保駅で線路に人が転落しました。その人を助けようとして、二人の男性が線路に飛び降りましたが二人とも命を失いました。
 この二人は、日本人カメラマンの関根さんと、韓国からの留学生スヒョンさんでした。
 スヒョンさんは、「将来、日本と関係のある仕事について、日本と韓国の交流に力を尽くしたい、そのためにはまず直接日本に行って学びたい」と両親に語り、母国をあとにしました。来日してからは、アルバイトをしながら一生懸命に日本語を勉強していました。そして、スポーツの好きなスヒョンさんは、翌年日韓で共同開催されるサッカーのワールドカップを何より楽しみにしていました。
 けれども、自らの身の危険をかえりみず、救助しようと敢然と線路に飛び降り、尊い命を落としました。
 スヒョンさんのお母さんは
 「あまりにも悲しい形ではあるけれど、韓国と日本のかけ橋にという息子の夢は、その死によって果たされつつあるようです。スヒョンの死は決して無駄ではなかった。だから残された私たちも、しっかりと前を向き、これからの人生を生きていこうと思います」と述べています。
 その2番線ホームには200人あまりの人がいました。多くの人々がこの出来事を目撃しています。なんのためらいも見せず、とっさに下の線路に飛び降りた二人を無謀な行為と批判するのには、あまりにも尊い犠牲です。
 事故の後、二度と悲劇を繰り返さないために、駅に電車が入るのを自動的に止める装置が取り付けられたり、転落しても電車から逃げることのできるスペースもできました。また、新幹線のホームでも、転落防止のフェンスが次々と設置されています。
 領土問題をはじめ、少しの感情の行き違いから、国際問題に発展することの多い今日、このような命をかけた青年の行動に学び、国際交流のかけ橋に生かしたいと思います。
 駅には二人を讃える「勇気の碑」が二か国語で刻まれ掲げられています。
 そこには「・・・両氏の崇高な精神と勇敢な行為を永遠に讃えここに記します」とあります。

西条市人権教育協議会
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