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人権ホットメール2013年7月号

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年1月15日更新

人権ホットメール毎月10日は人権を考える日です

2013年7月号

「女人禁制」を考える


 迷信や古くから残っている習俗や因習にとらわれて生活していると、そのものの根拠や弊害について深く考えてみようという視点を失うことがあります。
 男女平等をうたった日本国憲法が制定されて60年以上たった今も、女性を蔑視して立ち入りを否定している世界があります。
 女人禁制の山として知られる、奈良の大峰山、岡山の道仙寺、大分の宇曽山等は今も女性は途中までしか登れないし、西日本最高峰の石鎚山も、毎年7月1日だけは頂上に登れません。
 山形県の出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)も、かつては女人禁制でしたが、1872年太政官布告によって女人禁制は解かれています。
 大阪の3つの市立中学校は、大峰山を林間学校の合宿先に選び、男子は女人禁制の大峰山に、女子は女人禁制ではない稲村ヶ岳に登っていました。
 1992年に「この行事は、男女平等の考え方を否定し、女性差別を体験的に容認させるのではないか」という批判が出され、市議会でも議論されました。
 1991年には、「わんぱく相撲全国大会」の徳島県予選で、5年生の女子が優勝し、県代表として全国大会に出場することになりましたが、国技館の土俵は女人禁制だからという理由で参加できず、第2位の男子が出場しました。鹿児島でも同じ事が起きています。トンネルの起工式や貫通式に女性が出席できなかった事例も多くあります。
 女人禁制は女性だけの問題のように見えますが、本当は女性を蔑視してきた男性の問題です。被害者と加害者の問題ではなく、間違いなく加害者の問題であり、女性を人間として見る視点を忘れているのではないでしょうか。
 憲法で保障されている男女平等の思想はいつがくれば定着するのでしょうか。
 今なお残る多くの迷信や因習が、社会的な慣習として定着し、正当性や合理性があるかのような錯覚を生み、人々が知らず知らずのうちにそれらを受け入れ、差別の手段として利用するようになっているということを再認識したいものです。

西条市人権教育協議会
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