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人権ホットメール2011年7月号

ページID:0061480 更新日:2020年3月10日更新 印刷ページ表示

人権ホットメール毎月10日は人権を考える日です

2011年7月号

生存率1%への思い


 25歳のT子さんは、慢性骨髄性白血病と診断され、何もしなければあと3年から5年の命と宣告されました。
 1986年当時の日本はまだ骨髄移植の導入期で、ドナー(提供者)を見つけるのは至難の業でした。
 T子さんの病状はかなり悪化し、7人の医師団のうち6人が、もう移植をしても助からないと反対し、残る1人の医師も成功する可能性は1%だと言いました。
 その時、T子さんのお姉さんは医師団に「1%もあるじゃないの、ゼロと1なら1%に賭けてください」と言い切りました。
 可能性が1%と言われた時、99%ダメと考えて絶望するのか、1%も可能性があると考えそこに希望を見出すのか、考え方一つで局面を打開しようとする力が違ってきます。
 そして、お母さんからの骨髄移植が成功しT子さんは退院することができました。「元気になって、日本に骨髄バンクを作るまでは死ねない」という思いが、生存率1%の病状を打開する力になりました。
 その後、T子さんは骨髄バンク創設のため必死で署名運動に取り組んだ結果120万人の署名が集まり、1989年に日本初の骨髄バンクが設立されました。現在、日本骨髄バンクには36万人以上が登録し、約2,700人の患者が移植を待っているそうです。
 T子さんは、「嘆いてばかりでは何も始まらない。自分の悲しい体験をそのままにしておけなかった。つらい思いをしたからこそ、ほかの誰かの悲しみを少しでも減らしたいと思った」と述べています。そして「苦しいでしょう、でも絶対にあきらめないでください。絶望の淵から立ち上がった人もいますよ」と、各地の講演で語りかけています。
 病気だけでなく、いろいろな事情で生きていくのが苦しく、自ら命を断つ人が毎年3万人を超えています。T子さんのように、1%の可能性を見つけて生き抜くことによって、人生が変わることもあるということに学びたいと思います。
 「どんなにつらくても、誰にでも、解決できる可能性が1%もある」・・・みんなで考えてみたい言葉ではないでしょうか。


西条市人権教育協議会
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