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人権ホットメール2010年8月号

ページID:0061468 更新日:2020年3月10日更新 印刷ページ表示

人権ホットメール毎月10日は人権を考える日です

2010年8月号

「戦争体験を語り継ぐこと」の意味


 今年も終戦記念日がやってくる。今も世界各地で戦争やテロで多くの命が奪われています。
 西条市に住むSさんは、太平洋戦争末期の1944年8月、熊本の海軍航空隊の予科練生でした。
 ある時、隊長から「敵艦を一発で沈める兵器を海軍で開発している。これを扱う部隊に行く気はないか。」と言われました。
 Sさんはそれが「出撃そのものが死を意味する特攻兵器(人間爆弾)」であるとは知りませんでしたが、プライドもあって「行きます。」と答えました。
 その後、訓練中にけがをしたために特攻に参加できず生き残りました。8月15日の終戦の日までに、特攻の死者は2,500人いたそうです。
 Sさんは、「隊員たちは国のために笑顔で死んでいった‥というのは間違いです。だれだって死にたくはなかった。心の底ではみんな生きていたいと願っていた。死んでいった隊員たちが、心の底で何を思っていたか忘れてほしくない。今の子どもたちに、特攻のような体験を絶対にさせたくない。」と語っています。
 松山市のKさんも、「私が特攻隊員になったとき、国のために死ぬ義務はあったが、戦争に反対する権利はなかった。孫たちにせめて平和を残してやりたい。戦争が美化されて語られる時、次の戦争に向かう危険を感じます。戦争は決して美しくかっこいいものではない。」と述べています。
 戦争は最大の人権問題と言われますが、「戦争の悲惨さを語り継ぐ」ことのできる人が少なくなりつつある今、いろいろな形で記録を残しておくことが必要ではないでしょうか。


西条市人権教育協議会
西条市教育委員会

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西条市教育委員会 人権教育課 人権教育係
電話:0897-56-5151 内線:5242


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