本文
広報専門員の気ままに西条歩き Vol.13庄内地区(後編)
2つ目の曲がり角の手前、
右側に河北(かほく)中学校が見えてきました。
学校東側。
写真の左手には、三芳駅までの間を中心に
住宅地が広がっています。
先ほどとは打って変わって、景色が「まち」の感じになりました。
河北中から宮内神社に着くまでの間は
田んぼが広がり、勢いよい水音が響きます。
周桑地域でよく見かける水門も。
田に入れる水を調整します。
この日は用水路の水量が多かったですね。
この日は梅雨の晴れ間で暑く、
地域の方にも出会わなかったため
少し心細さを感じていました。
そこで励ましてくれたのが、元気な花々です。
空に向かって力強く咲く花に
本当に癒されました。
特に赤やピンク、オレンジなどの
強い暖色系。夏の空や緑の濃さに負けない
コントラストの強い世界がここ庄内にも広がっています。
さあ、左手に見える鎮守の森が
次の目的地「宮内神社」です。
驚きなのが、この森の木の大方が椿ということ。
特に大きいものは高さが20mほどもあり、
樹齢200年以上と推定されます。
近くで見るとすごい迫力!
-
庄内、三芳、楠地区の郷社。文安6年(1449)、玉殿造立(ぎょくでんぞうりゅう)の棟札から東予近郊では最古のものになろうと言われている。祭神は大山祇神(おおやまずみのかみ)、高龗神(たかおかみ)、雷神(いかずちのかみ)。秋祭りには三体の神輿が地域に分かれておでましになる。(略)深い巨木の繁みが移りゆく四季の風情をおりなし、神域のツバキの森は天然記念物に指定されている。
「庄内ふるさとこみち」より抜粋
高龗神が水の神、雷神は火の神とのことです。
京都の貴船神社、そしてそこから神様を迎えている
石根地区の貴船神社もこの水の神をまつっています。
神社の前には遊具もある公園があり、
大きな石灯籠が立っていました。
そこから山手に進むと、ヤギに遭遇。
人懐っこく近寄ってきます。
撮らせてくれてありがとう~。
コースは終盤。
大明神川にかかる宮内橋の西で、
本谷温泉方面へ右折。
歩道がなく、車の通行量が多いため
横断には気を付けましょう。
川沿いに、再び山の方へ向かいます。
この日の空は、すっかり夏空。
最後の角を右折します。
もうすぐ公民館やー!
また、庄内独特の丸みを帯びた
石積みの棚田が見えてきました。
自然の造形物を使った景観を見ると、
とっても心が和みました。
県道155号線。
西に5km進むと今治市のタオル美術館の標識が。
こちらは愛媛県が整備した
サイクリングコースの一つ。
-
湯ノ浦温泉、鈍川温泉、本谷温泉の3つの温泉地を経由する、なだらかな市街地の国道と穏やかなアップダウンのある山里の県道・市道を巡るコース。コース全体として比較的アップダウンが少なく、初心者から上級者まで楽しめる。途中の温泉施設は日帰り利用ができるので、サイクリングで疲れた身体を癒すことができる。
今治・西条ゆうゆう輪道 コース概要より
公民館の手前の庄内簡易郵便局。
「郵便」「為替」と書いた看板がレトロです。
さあ、庄内公民館に帰って来ましたよ。
暑さと風と陽射しのために、
コースを短縮してしまおうかと思いましたが
ひとまず全コース完歩しました。
序盤で本谷温泉やハッチョウトンボ生息地にも
連れて行っていただき、
より広い範囲で地域らしさを感じることができました。
庄内は、中学校のほうから、
北と西につづく坂道のまち。
特に旦之上からの坂は、
自転車で駆け下りたくなる絶景で。
伊予の三湯本谷温泉の由緒をはじめとした
古代からの歴史も豊かに受け継がれています。
自然と歴史豊かな庄内、
本谷温泉はとても寛げるところですので
まだ行ったことのない皆さんもぜひ足を運んでみてください。
今回も、最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
広報専門員 日野
参考
協力:庄内公民館
参考資料:西条市ウォーキングマップ、庄内公民館だより、庄内ふるさとこみち
お問い合わせ
・ウォーキングマップについて…健康医療推進課 TEL:0897-52-1215
・地域のことについて…庄内公民館 TEL:0898-66-1023
・この記事について…シティプロモーション推進課 広報係 TEL:0897-52-1204