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広報専門員の気ままに西条歩き Vol.7神戸地区(後編)

ページID:0048044 更新日:2016年11月1日更新 印刷ページ表示

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保國禅寺の目と鼻の先…

マップ 伊曽乃神社

伊曽乃神社に、裏参道からお詣りします。

伊曽乃神社 鎮守の森

西条まつりのメイン、伊曽乃神社の祭りは
10月15日・16日に、例大祭・神幸祭として行われます。
神事ですので毎年この日に固定です。

奉納する屋台はだんじりが77台、
みこしが4台と全国最大規模を誇ります。
(西条市内全体では150台以上。こちらも全国有数ですね)

15日未明には「宮出し」。約80の屋台がここに集結し
ものすごい熱気に包まれます。

伊曽乃神社

多数のだんじりが、「お祭りしましょう」と神様を起こしに

こちらの門まで威勢よくやってきて、練りを奉納します。

宮出しの様子
(参考画像)

伊曽乃神社2

「お伊曽乃さん」、由緒はこちら。

祭神:伊曽乃神(天照大神〈あまてらすおおみかみ〉の荒魂・武國凝別命〈たけくにこりわけのみこと〉)。創祀は西暦137年。旧国幣中社であり、延喜式の式内大社。伊予・東予地方の国土開発の成功を祈願し、武國凝別命により伊勢の神宮(内宮)より天照大神をお祀りされたことから伊予のお伊勢さんと古くから親しまれている。所蔵の「与州」新居系図」はおよそ300年にわたって伊予の豪族 新居氏の家系(12世500人ほど)を書いており、和気系図、海部系図とともに日本三大古系図と呼ばれ、国指定重要文化財に指定されている。

そうです、「祭りで宮出ししにいくところ」

って表現ではもったいない。

非常に、歴史と由緒ある神社なんです。


社務所にごあいさつに伺うと、
神職 権禰宜(ごんねぎ)の越智さんが出迎えてくださいました。

伊曽乃神社越智さん1

(笑顔がすてき)

越智さんの背後に銅板葺きの通路があるのが見えますか。

来年(平成29年)の創祀1880年に向けた記念事業の一つでできた
廻廊・祓所(はらいど)です。

「お祭りに間に合いました」と越智さん。

伊曽乃神社3

ほかにも境内各所で増改築が行われていますので
ぜひお詣りしに行ってみてくださいね。


社務所ではかわいいお守りを見つけました。

伊曽乃神社越智さん2

みきゃんとだんじりの絵柄。

2017年開催の国体を応援し、
皆で「えがお」になって幸運を願う、「えがお守り」です。

お買い求めは、8時30分~16時30分の間にどうぞ。

(私と戸田さんは我先にと買ってしまいました)

伊曽乃神社4

境内には、樹齢700~800年の大楠。

そして、お祭りならではの光景。
奉納後の屋台を据える目印(青い札)がずらりと掛かっていました。

この翌日には、年番の神拝校区の皆さんにより
境内にゴミ箱設置などの準備が行われた
そうです。


さて、祭礼中、越智さんたちは何をしているでしょうか。

お神楽について行く?社殿で静かにしている?

いえいえ。
伊曽乃神社境内で、ずっと、お掃除されてるそうです。

宮出しの後のお伊曽乃さんには
ゴミが大量に捨てられているとのこと。皆さん、ゴミはゴミ箱へ。

またお祭り中は、だんじりの運行状況を聞かれることも多いそうです。
こちらは、市観光振興課や西条市Facebookの実況で
お伝えしておりますので、ぜひそちらをチェックしてくださいね。

越智さん

ありがとうございました~。


表参道より伊曽乃の丘を下ります。

お祭りの鬼頭会(祭礼の行列を監督する人たち)が設置したポールを発見。
屋台は、石段やこの急坂を登りますので、落ちないようにとの配慮ですね。

しかし、1トン近い重さのだんじりを担いでここを上がると思うと、

かき夫(担ぐ人)はすごいっ

と冷静に思います。

伊曽乃神社参道


鳥居の外には、西条祭振興会神戸部会の方が設置された、横断幕。

祭り本番は、だんじりの運行に必死 ということで…。

戸田さんも、私も

「こんなのあったんですね」。

伊曽乃神社 横断幕

そして、幟(のぼり)。

例大祭の幟は、その地区の氏子が上げるものが多く、
下の方に○○町氏子などと書かれています。

伊曽乃神社 幟

こちらのは、日明地区。
奥の青いものは昭和39年、
手前の白いものは平成9年作成とのことでした。

歩き進んで、宵(よい)地区。

マップ メロディー橋

宵地区 幟

こちらの幟も、何と書いてあるのやら。

「奉献」「奉祝」「多天万津留」(たてまつる)などよく見ますが…

読み方も、意味もいまのところ分かりません。
分かる方、ぜひ教えてください。

さらには、高張(たかはり)提灯。

高張提灯と幟を見ると、私は「いよいよお祭り!」と
ワクワクします。

そんな西条っ子も多いんじゃないかなぁ。

高張提灯

高張提灯は、巡行の道に掲げられ、下を神輿や屋台が通ります。

単なるアーチではなく、
灯をともし、高く掲げることで、
「神様、こちらですよ」と降臨の目印としています。
神に近くに来てほしいという民衆の思いが込められているのだそうです。

あら、足元には体長20cmはありそうな亀さんが。

歩いてると、上にも下にも
気になるものだらけ。

ドンガメ


お伊曽乃さんの表参道は
国道194号にぶつかります。

目の前には、伊曽乃橋(通称メロディー橋)。

メロディー橋

橋の欄干に取り付けられた鉄筋を叩きながら渡ると
「さくらさくら」「ふるさと」のメロディーが奏でられます。

西条まつりの「川入り」は
このメロディー橋の少し上流で行われます。

きれいに整地された河川敷に降りてみました。

戸田さん…

川の深さや流れを見ています。

加茂川と戸田さん

「まあ、これくらいやったら、
何とかできそうですね。」

何かというと、戸田さんは神戸校区の人なので
16日の川入りでだんじりごと川に入ります。

水量の多いときは、担ぎにくいし、流されそうにもなり大変だそうです。

川入

(今年の実際の川入りの様子
例年は膝の高さのところ、実際は腰の高さまであったそう)


河川敷への降り口、
脚立を手にしているお父さん。

もしや、と思えば。やはりカメラマンでした。

しかも、神戸の方。

あ、今回は、かんべじゃないです。

兵庫県神戸市です!

カメラマンの男性

西条祭りを撮影して、今年4回目とのこと。

遠路はるばる、ありがたいです。本当に。


工業用水を運ぶ水管橋の下。

だんじりは黒と黄色のゲートをくぐれないので、
高さに余裕を持たせた迂回用の側道があります。

水管橋

「祭りを知らないと、
何のための道かわからないですよね」

と戸田さんと話しました。


ぶらり歩きも終盤です。

マップ 石灯籠

国道11号を渡り、神戸公民館へ続く讃岐街道に入る角。

立派な常夜灯が鎮座します。

常夜灯

「徹明」「東光中」と碑文。

旧街道の大町と神戸を結ぶ加茂川の渡船場の常夜灯として、明治4年に作られた。当初は、堤防高が今より低かったが、改修による嵩上げにより当時とは風景が変化してしまった。傍らには旧加茂川橋の親柱3基も移設されており、交通変遷史のモニュメントとしての価値もある。

明治44年にはこの位置に橋が架けられ(旧加茂川橋)、
昭和14年に現在の国道の加茂川橋ができました。

手前の道しるべ(親柱3基)には、
「加茂川橋」「小松へ壱里二十三町」「角野村へ三里三十町」。

讃岐街道が川の向こう岸とつながっていたことを
彷彿とさせますね。

ふるさと探訪 第79回「東光の石灯籠」も、ぜひご覧ください。


そろそろ公民館です。

戸田さんと日野

今回は約4時間歩きとおし。戸田さんも最後まで見守ってくれました。


公民館の向かいのお宅では、お祭りを前に庭木の剪定。

祭りを基準に、「きれいにしておかないと」と、準備をするのが

西条祭り前ならではだなあ。

庭木の手入れ風景

というわけで、今回のまち歩きは終了。


今回は、地域の営みとしての風景を
皆さんにお伝えしたいと思い、お祭り前に狙いを定めて
伊曽乃神社のお膝元的な地域を歩いてみました。

神戸地区、神様をお守りする、神への入口という意味でしょうか、
伊曽乃神社を中心にまちがあるなーと随所で感じられ

祭りの雰囲気の静かな高まりは
氏子の人々のパワーそのものだな、と思われました。

戸田さんからは
「ウォーキングマップには校区ごとの名所や自慢が詰まっていて
歩いていてさまざまな発見があります。
自分も、今まで知らなかった神戸のことを知ることができました。」

とコメントいただきました。

そして、忘れちゃいけないのが、

カメラマンの男性(祭り当日)

祭り本番の、神戸のお父さんです。

ベストポジション!ええ写真撮れましたか?

広報専門員 日野

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参考

協力:神戸公民館

参考資料:西条市ウォーキングマップ、神戸公民館だより

お問い合わせ

・ウォーキングマップについて…健康医療推進課  TEL:0897-52-1215

・地域のことについて…神戸公民館  TEL:0897-56-2160

・この記事について…シティプロモーション推進課 広報係  TEL:0897-52-1204

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