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広報専門員の気ままに西条歩き Vol.1氷見地区(前編)

ページID:0034931 更新日:2016年7月1日更新 印刷ページ表示

地域を歩いてレポートします

広報専門員 日野が、市内をカメラを携えて歩き、
皆さんにレポートする新連載をスタートします。

特にイベントや行事ごとのない、普段の西条の姿を地域別にお伝えしたいと思います。

2016年6月15日(水曜日)晴れ ※情報は取材当時のものですのでご注意ください

第一回目の今日は、西条市の真ん中に位置する氷見地区。

マップ

氷見は、レポーターの住む地元でもあります。

そもそも氷見とはこんなまちです。

現在、西条市の中心部に位置し、南方に石鎚山系を臨みます。地名の由来は諸説ありますが、江戸時代に入る前にその地名が見られるようになりました。

江戸時代に西条藩領となり氷見村に。そのころから新田開発などが進み県内有数の石高を有するまでに発展しています。

一方、林産物をはじめとした物資の集散地でもありました。金毘羅街道がまちの中心を東西に走り、石鎚への登山道が南北を走っていたことから、商店なども数多く並び、一大商業地として大いににぎわいを見せていました。

その後明治期に町となり、昭和に町村合併を経て西条市になりました。

慣れ親しんだまちがどう見えてくるでしょうか?


まち歩きには、市より発行の「西条市ウォーキングマップ」を利用します。

25の地区別の名所や土地の情報を盛り込んだコースを掲載した、
ウォーキングにとても便利な地図です。


氷見コースマップ

氷見地区歴史探索ウォーキングマップ [PDFファイル/432KB]

氷見01

ウォーキングマップのスタート地点は、氷見公民館。

主事の西川さんに
「日野さん、ちょうどよかった。今日は住吉屋さん※1に、
館長が掃除しに行く予定やけん、寄って中に入らせてもらったらええよ!」
と教えてもらい、館長の都合に合わせてコースを「逆打ち(逆回り)」で歩くことに。

※1 住吉屋…氷見に江戸時代から残る古民家屋敷。
町の有志で構成される「氷見古民家研究会」が清掃や除草などによる
保護活動を行っています。

公民館を裏口から出たら、東へ。
このあたりは新出(しんで)という町です。

氷見02

(写真:筆者)この日は梅雨の晴れ間が見え、
日差しがとても眩しかったです。

氷見03

最初の交差点に差し掛かりました。

氷見04

伊藤呉服店交差点
(今回は逆回りに回っています)

こちらは、西条まつりの石岡神社大祭で最も盛り上がるポイントの一つです。

交差点から北側を撮影。写真右の道路の先には国道11号線や
JR予讃線 伊予氷見駅があります。
この時はカンカンと踏切の音が聴こえていました。

氷見05


方向を南(山側)に転じ、ゆるい坂道を上がります。
この大きなシャッター付きの建物は、だんじり小屋。

西条まつりの屋台(だんじり・みこし)を所有する多くのまちが、
集会所の隣などに屋台格納小屋を建てています。

このように、シャッターに町名や絵柄を施して
個性をアピールしているまちも多いですね。

氷見07

氷見08

「山道」の隣は、「山口」です。
大保木山への入口だから山口、山道はそこへ向かう道が通っていたから
山道なんだそう。

というわけで、山にどんどん近づいていきます。

左手に、立派な門構えの塀が見えてきました。

氷見09

こちらは「石鎚」などを製造する石鎚酒造株式会社。
先日、国際ワインの品評会にて受賞のニュースもありました。

氷見10


石鎚山の登山口へ続く県道に入ると、

視界に白い鳥が…!(鷺かな?)

氷見11

尾土居交差点
(今回は逆回りに回っています)

こちらは、尾土居(おどい)。写真右端には、また、だんじり小屋です。

氷見12

尾土居集会所の上(南側)には、こちらの櫻木神社が。

氷見13

坂道を振り返ると、海抜の低い地域や瀬戸内海が見えます
(ちなみにこの辺りは標高43mくらい)。

氷見13


尾土居集会所から方角を北西に転じると
レトロな趣の光景が…。左に「高尾神社」の看板も見えます。

氷見14

高尾神社
(今回は逆回りに回っています)

やぐらの見える、高尾神社境内へと向かいます。

氷見15

氷見画像

氷見16

お参りしてきました。
高尾神社

この高尾神社、創祀年は不詳ですが、「天正の乱に兵災に罹りて再建(略)」や
「元禄年間に社殿改築」との記録のある古社です。

「高尾神社の行事及氷見の伝承」では
西日本一の霊峰石鎚山への登山口は氷見が表玄関であり、瀬戸内海の島方や
九州・何地(むかいし=中国地方)、関西方面の登山者が新兵衛港に揚がり、
(中略)山口を抜け、長谷道を歩いて、夜どおしお参りしていた。
必ず鈴を鳴らし、険しい山頂を極めて無事にお山を掛けるように祈っていた。

と伝えられ、昔の石鎚山と氷見の関係を知ることができます。

氷見17

高尾神社を後にし、西へ向かいます。
この筋も、古く趣のある住居が多いです。

氷見18
松竹梅の装飾が珍しいお宅や

氷見19
最近まで酒蔵を営んでいたお宅など。

氷見20

再び山の方へ向かうと、上町集会所です。

後編へ続く

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