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西条バードウォッチング No.191~200
No.191 セグロカッコウ(旅鳥)
全長33cm、まれな旅鳥として平地から山地の森林に飛来、「ファ ファ ファ ホー」と4音で鳴き、最後の「ホー」と低く下げる特徴のある鳴き声で、よく似ているカッコウと区別します。
西条では1997年に初めて石鎚山頂で地元の愛鳥家が発見、以降2001年まで5年間毎年初夏に石鎚山系で飛来が確認。
多くのバードウォッチャーを楽しませてくれました。
No.192 ヨーロッパトウネン(旅鳥)
全長14cm、日本ではまれな旅鳥として少数が見られるだけの迷鳥です。
毎年見られるトウネンに姿、形はよく似ていますが、トウネンより少し小さく、先の細いくちばしの形、脚の長さ、餌を採る姿勢の違いなどで見分けます。
西条では2007年9月に高須海岸で探鳥中に撮影して初確認、その後も加茂川河口で数例の観察記録があるだけの珍鳥です。
No.193 チゴハヤブサ(旅鳥または夏鳥)
全長35cm、ハヤブサ科の猛禽で名前の「チゴ(稚児)」は小型のものを意味する接頭語。
日本には夏鳥として北日本に渡来し繁殖しています。
西日本では旅鳥として春と秋、タカの渡りの季節に見られ、西条では八堂山でサシバの渡り観察中に見られるほか、禎瑞などの広い水田地帯で飛びながら昆虫を捕食しているところも見られています。