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国史跡 永納山城跡現地説明会を開催しました
平成29年3月11日(土曜日)、国指定史跡「永納山城跡」の現地説明会を開催しました。
現在、西条市教育委員会では平成27年度に策定した保存整備基本計画に基づき、永納山城跡の保存・整備事業を進めています。
28年度は、樹木の伐採などによる環境整備や整備に向けた城壁構造の発掘調査を実施しています。
当日は晴天の下、約100名の参加者の皆さんに、南部から東部頂上にかけて、今年度の成果を見学していただきました。
現在、西条市教育委員会では平成27年度に策定した保存整備基本計画に基づき、永納山城跡の保存・整備事業を進めています。
28年度は、樹木の伐採などによる環境整備や整備に向けた城壁構造の発掘調査を実施しています。
当日は晴天の下、約100名の参加者の皆さんに、南部から東部頂上にかけて、今年度の成果を見学していただきました。
今年の説明会は、ふもとから参加者の皆さんと歩きながら、整備の状況を説明しました。
説明会開始の1時間以上前から、お越しいただいた方もいらっしゃいました。
ここは南西部の城壁です。土塁の保護と整備の方法として、チガヤを植栽した状況を見学していただきました。数年後にどのような状況になっているか、楽しみです。
列石の前面は植生土のうにより、見学路を整備しました。
南東部の頂上から東部の頂上を目指し歩いています。永納山城跡は、ちょっとしたウォーキングにも最適です。
散策路となる尾根周辺は、計画的な樹木の伐採や、伐採木と植生土のうを利用した園路整備によって少しずつ快適な環境に近づきつつあります。
城壁の復元整備のために調査を実施したトレンチでは、良好に残る土塁を検出しています。今後は、この良好な土塁をどのように保存しつつ、公開できるよう整備をするか、その工法を検討していかなければなりません。
29年度以降も現地の保全・整備・発掘調査を実施していきますので、よろしくお願いします。