戸籍申請時の注意事項

戸籍の謄・抄本等を申請する際は、次のことを参照してください。

戸籍とは？

　戸籍は、出生、婚姻、離婚、死亡、養子縁組等の人の身分に関する事項を記載し、これを公証する公簿です。戸籍事務は、法定受託事務でその取扱方法は全国的に統一されています。
　戸籍の原簿は本籍地の役所にしかないため、本籍地の役所でしか発行できません。

除籍とは？

　除籍は、ひとつの戸籍から死亡･縁組･婚姻･転籍等により全員が抜けて、一人も残っていない状態の戸籍をいいます。その戸籍に一人でも残っていれば、除籍ではなく戸籍といいます。

改製原戸籍（かいせいげんこせき）とは？

　戸籍法が明治4年に公布されて以来、何度かの大きな改正があり、戸籍が書き直されています。これを改製といいます。

　昭和22年の改正では、3代戸籍が廃止されました。改正前の戸籍には、戸主がいて、その配偶者や子どもはもちろん、戸主の親や兄弟、その家族まで含めていましたが、それを夫婦とその子どもを単位として戸籍編製するようになりました。その改製作業が10年後の昭和32年から実施されました。

平成改製原戸籍とは？

　西条市では、戸籍事務の電算化（コンピュータ化）に伴い、平成16年6月26日（旧東予市、丹原町、小松町は平成15年12月27日）を基準日として、戸籍簿の改製を行いました。

　このことにより、現在の戸籍には、最新情報のみが移記されています。そのため、平成16年6月26日（旧東予市、丹原町、小松町は平成15年12月27日）以前に除籍された人（結婚や死亡などによる除籍）は記載されていません（筆頭者を除く）。また、離婚や離縁などの事項が記載されていない場合があります。

　このような履歴の証明を必要とする方は、「平成改製原戸籍」の請求をしてください。

戸籍の附票（ふひょう）とは？

　戸籍の附票は、住所の移り変わりが記載されている書類で、住所の履歴書ともいえます。内容は本籍、筆頭者、氏名、住所、住所を定めた日（住定日）などが記録されており、本籍を定めた日から除籍になるまでの履歴が記録されています。そして、戸籍が除籍になると、附票は「除かれた附票」となり、保存年限の経過とともに廃棄されます。

　戸籍が改製された場合、戸籍の附票も新たに作成されることとなり、改製前の附票は、改製原戸籍の附票（改製原附票）となります。また、附票の記載欄が不足した場合等により、改製される場合もあります。

　改製前の住所が必要な場合には、「改製原附票」を請求してください。

謄本（とうほん）と抄本（しょうほん）の違いは？

　謄本（とうほん）→その戸籍に記載されている全員の写し

　抄本（しょうほん）→その戸籍に記載されている中の一部の写し

筆頭者とは？

　筆頭者は、戸籍の最先頭に記載されているものをいいます。
　死亡したからといって、筆頭者が変わる事はありません。また、除籍になっても同じく筆頭者は変わりません。

　夫婦なら、夫か妻、どちらかが必ず筆頭者です。
　夫婦なのにどちらも筆頭者でないということはありません。婚姻届を出す時に夫の氏か妻の氏を選ぶ欄があります。選んだ方の人が筆頭者になっています。つまり婚姻で氏が変わらなかった人が筆頭者ということです。

　一般的に、未婚の方の場合は、父母（養子縁組した場合は養父母）のどちらかが筆頭者です。
　父母（養子縁組した場合は養父母）の婚姻で氏が変わらなかった人が筆頭者です。

　戸籍は、親子2代までしか同じ戸籍には入れません。
　親子2代というのは、「親とその子ども」ということです。養子縁組でもしないかぎりおじいちゃんとその孫が同じ戸籍に入っているということはありません。

住所と本籍は、まったく別のものです。

　住所は「住んでいるところ」ですが、本籍は住所と同じでも違っていても問題ありません。住所と戸籍は別のものであるため、戸籍の異動をしても（転籍、婚姻など）住所は一緒に異動しませんので、住所異動をする際は別に届け出が必要です。

　また、戸籍には住所が記載されることはありません。住所が記載されているのは、「住民票」か「戸籍の附票」です。

問い合わせ先

• 西条市役所 本庁 市民課 市民係
  TEL：0897-52-1211
• 西部支所 市民福祉課 市民生活係
  TEL：0898-64-2700
• 丹原サービスセンター 市民福祉係
  TEL：0898-68-7300
• 小松サービスセンター 市民福祉係
  TEL：0898-72-2111