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緊急地震速報
緊急地震速報が平成19年10月1日より開始されました。
(松山地方気象台よりのお知らせ)
「緊急地震速報」について
「緊急地震速報」は、震源に近い観測点で地震を検知し、直ちに震源や地震の規模(マグニチュード)、各地の震度などを推定し、大きな揺れが迫っていることをお知らせする情報です。この情報を聞いて、大きな揺れが始まる前に即時の防災行動をとることにより、地震被害の軽減が期待されます。
しかし、緊急地震速報は、情報の提供(報知)から大きな揺れ(震動)が到達するまでの時間は、長い場合でも「数十秒程度」であり、以下の留意が必要です。
- 震源に近いところにおける情報の提供(報知)は、主要動(震動)が到達するまでの時間がごく僅かしかなく、身の安全の確保、回避が間に合わない場合がある
- 震源、マグニチュード、震度等の推定の精度が十分でない場合がある(誤差がある場合がある)
などの技術的な限界があります。
気象庁は、これらの限界を踏まえて、緊急地震速報が地震被害の軽減に有効に活用されるよう、情報を提供する準備を進めています。(現在のところ、テレビやNHKのラジオで放送されることが決まっています。)
緊急地震速報の利用の心得
住民や施設管理者等が適切な避難行動を図るため、緊急地震速報の利用にあたっての「心得」は、『あわてずに、まず身の安全を確保する』ことにあります。以下は、さまざまな場面における情報受信時の対処方法です。
さまざまな場面における具体的な対応行動の指針
家庭
家庭での対応行動の指針がすべての場面での基本であり、家庭以外の学校や職場等で緊急地震速報を受信したときの行動についても、家庭での指針を基に自ら考えておくことが重要です。
- 頭を保護し、大きな家具からは離れ、丈夫な机の下などに隠れる。
- あわてて外へ飛び出さない。
- その場で火を消せる場合は火の始末、火元から離れている場合は無理して消火しない。
- 扉を開けて避難路を確保する。
不特定多数の方が出入りする施設
施設の従業員等の指示に従うことが基本です。施設従業員等から明確な指示がない場合は、以下の対応行動を基本とします。
- その場で、頭を保護し、揺れに備えて身構える。
- あわてて出口・階段などに殺到しない。
- 吊り下がっている照明などの下からは退避する。
屋外
【街にいるとき】
- ブロック塀の倒壊や自動販売機の転倒に注意し、これらのそばから離れる。
- ビルからの壁、看板、割れたガラスの落下に備え、ビルのそばから離れる。
- 丈夫なビルのそばであればビルの中に避難する。
【山やがけ付近にいるとき】
- 落石やがけ崩れに注意する。
乗り物で移動中での心得
【自動車を運転中の心得】
- 後続の車が情報を聞いていないおそれがあることを考慮し、あわててスピードを落とすことはしない。
- ハザードランプを点灯するなどして、まわりの車に注意を促したのち、急ブレーキはかけずに、緩やかにスピードを落とす。大きな揺れを感じたら、急ハンドル、急ブレーキをさけるなど、できるだけ安全な方法により、道路状況を確認して左側に停止させる。
【鉄道・バスで移動中】
- つり革、手すりなどにしっかりつかまる。
【エレベーター利用中】
- 最寄りの階で停止させ、速やかにエレベーターから降りる。
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