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トンボ観察会&生物多様性ワークショップ実施報告

ページID:0000298 更新日:2015年1月15日更新 印刷ページ表示

西条市地域連携保全活動計画策定事業
トンボ観察会&生物多様性ワークショップ実施報告

ワークショップの目的

 まず、実際にフィールドでトンボを観察・採集し、トンボの生息環境と生態について現場で実感してもらう目的で、トンボ観察会を行いました。その後のワークショップでは、図鑑などを基に採集したトンボ類の種名を調べる実習やトンボ類と生息環境の講義を通して、生物多様性の重要性についての理解を深めることを目的としました。
 今回のワークショップでは、愛媛大学ミュージアムの吉冨博之准教授に講師および全体の進行を依頼し、また、特定非営利活動法人西条自然学校の今川義康氏、法橋弥生氏、光澤亜衣子氏にも講師として参加していただきました。その他には、愛媛大学農学部の久松定智氏が昆虫(トンボ)の専門家としてお手伝いくださいました。

開催内容

日時平成26年9月6日(土曜日) 9時~13時
場所大谷池農村公園および小松公民館
参加者18人(大人9人、高校生7人、小学生2人)

概要

当日の流れ
  • 8時45分 受け付け開始(大谷池農村公園 駐車場)
  • 9時 開始
    西条市地域連携保全活動計画について、講師紹介(西条市環境衛生課長)
    トンボ観察会の全体的な流れ説明(愛媛大学ミュージアム 吉冨氏)
    トンボの採り方について(愛媛大学 久松氏)
  • 9時10分 トンボ観察会
    時々、説明を交えながらトンボを採集。各自、トンボを1種(1個体)以上捕まえること。
  • 10時10分 トンボ観察会 終了
    ワークショップ小松公民館へ移動
  • 10時30分 ワークショップ開始
    採集したトンボの種名の同定
  • 11時15分 トンボ類と生息環境の講義(愛媛大学 吉冨氏)
  • 12時30分 総評、コメント

観察したトンボやその他の生きもの

確認したトンボ類 5科13種


種名備考
イトトンボ科クロイトトンボ 
アオイトトンボ 
サナエトンボ科タイワンウチワヤンマ 
オニヤンマ科オニヤンマ 
ヤンマ科ギンヤンマ 
トンボ科シオカラトンボ 
ノシメトンボ 
ミヤマアカネ 
ショウジョウトンボ 
ナニワトンボ愛媛県RDB(レッドデータブック)
準絶滅危惧種
ウスバキトンボ 
リスアカネ 
マユタテアカネ目撃のみ、採集はしていない

参考写真(提供:吉冨博之氏)

クロイトトンボの写真
クロイトトンボ
オニヤンマの写真
オニヤンマ
ミヤマアカネの写真
ミヤマアカネ
ナニワトンボの写真
ナニワトンボ
(愛媛県RDB 準絶滅危惧種)
ウスバキトンボの写真
ウスバキトンボ
 

確認されたトンボ以外の生き物

移動途中
  •  ナガサキアゲハ
  • ヤマガラ
  • エゴノキ
小松大谷池内
  • コガタガムシ
  • ヒメガムシ
  • キイロコガシラミズムシ
  • ブラックバス

ワークショップの様子

ワークショップの様子の写真1ワークショップの様子の写真2
ワークショップの様子の写真3ワークショップの様子の写真4
ワークショップの様子の写真5ワークショップの様子の写真6
ワークショップの様子の写真7ワークショップの様子の写真8

講師:吉冨先生(愛媛大学ミュージアム)のコメント

 観察会を行った大谷池は人工の水辺環境であるにもかかわらず、希少種のナニワトンボを含め多くのトンボを確認することができました。ダム湖の維持管理の際に生き物の生息環境としての側面・機能面にも少し考慮するだけで素晴らしい環境が創造できる見本のような場所でした。
 トンボの名前を図鑑の絵解き検索で調べるのに苦労する参加者もいましたが、熱心に取り組まれていたのがとても印象的でした。

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