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市長就任1年目の取り組みを報告します

ページID:0041091 更新日:2017年11月28日更新 印刷ページ表示

就任から1年を振り返って

私が市長に就任してから1年が経過しました。この間、市政を確実に前進させるための助走期間として位置づけ、市民の皆さまに「ワクワク度日本一のまちづくり」を実感していただくため、以下の5つの基本政策の実現を目指して地固めを行ってまいりました。

◇「市民主役の西条」の実現!

◇「住みたい西条」の実現!

◇「市民と進める行財政改革」の実現!

◇「夢が持てるまち西条」の実現!

◇「つながり広がる西条」の実現!

それらの取組の一部をご紹介させていただきます。

「市民主役の西条」の実現に向けて

◇市民の皆さまと一緒に持続可能な地域のあり方を考える機会を設けています

少子高齢化や人口減少などの社会的課題の深刻化により地域課題は複雑・多様化してきており、そのすべてを行政が解決することは困難な状況となってきています。このため、有識者の指導のもと、市民の皆さまが主体的に取り組み、自ら解決する「地域自治」の実現と「市民と行政との協働によるまちづくり」を推進しています。こうした中、平成29年8月に開催した講演会を契機に「地域コミュニティのあり方研究会」が発足し、持続可能な地域のあり方を考える研究活動を行っています。

市民主役

◇市政に市民目線の意見を反映させるための仕組みづくりを進めています

市民の皆さまからのご意見を伺う機会として、本庁および各総合支所を会場に、市内各地域で活動されている自治会などのグループや団体の方を対象とする「市長と井戸端会議」を開催しています。また、市民活動支援センターを中心に若者会議・女性会議(仮称)を試行しており、今後は市民の皆さまからのご意見をさらに市政に反映させる仕組みを検討していきます。

つなカフェ

 

「住みたい西条」の実現に向けて

 ◇愛媛県内で初めて中学2年生が無料でピロリ菌検査をできるようになりました

西条市の死亡原因のトップは「悪性新生物(がん)」です。中でも、胃がんのリスク要因であるヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は、若いうちに除菌すると胃がんのリスクが低減できます。健康都市をめざす西条市では、平成29年12月から希望する中学2年生が無料でピロリ菌検査ができるようにしました。また、除菌が必要な場合には、保険診療対象外の除菌費用の7割(限度額16,000円)を助成するようにしました。

ピロリ

◇西消防署河北出張所(仮称)整備に向けて準備を進めています

市民の生命を守るためには、救急車が通報を受けて現場に到着するまでの所要時間を短くすることが大切です。河北地区(人口約1万4千人)は、これまで救急車の到着所要時間が平均で約11分(全国平均8月6日分)かかっていましたが、新たに出張所を整備することで、救急車の到着所要時間を5分以上短縮することができます。平成31年10月運用開始を目指します。

河北

◇すべての小中学校および公立幼稚園にエアコンを設置していきます

近年は猛暑に悩まされることが多くなりました。西条市では児童・生徒の皆さんが良好な環境で学習活動を行うことができるよう、平成30年度から31年度にかけて市内すべての小中学校および公立幼稚園へのエアコン設置に着手いたします。

◇スマートスクール・プラットフォーム実証事業等の採択を受けました

西条市は情報通信技術(ICT)を用いた次世代の情報化都市(スマートシティ)の実現を目指しています。特に、小中学校については、全ての普通教室へ電子黒板を導入し、普段の学校生活の中で、デジタル教科書を用いた次世代の授業が行われています。平成29年9月には全国トップクラスの取組が評価され、全国5地域のひとつとして、教育の情報化にかかる総務省・文部科学省のモデル事業に採択されました。また、小中学校8校に英語学習用人工知能ロボットを導入するなど、ICTを活用した英語教育の環境整備にも取り組んでいます。

小学生2

 

「市民と進める行財政改革」の実現に向けて

◇積極的な行財政改革を推進するための市役所づくりを進めています

著しく変化する社会・経済情勢の中、行政課題に的確かつ効果的にスピード感を持って対応していくため、平成29年4月に大規模な組織改編を行いました。市長のトップマネジメント機能を高めるため「経営戦略部」を新設し、同部内に市長特命の調査研究や戦略的にシティプロモーションを推進する部署を設置しました。また、同年7月には、総務省から出口岳人氏を副市長として招聘しました。西条市が総務省から副市長を招聘するのは初めてのことです。

議会

◇中四国地方で初めて自治体シンクタンク(政策研究所)を開設しました

人口減少時代に直面する政策課題をしっかり分析して効果的な成果を創出する取組の一つとして、平成29年11月に中四国地方で初めてとなる自治体シンクタンク「西条市自治政策研究所」を開設しました。今後は連携先となる大学や有識者の指導のもと、中長期的な視点から人口減少問題などの政策課題の解消に向けた調査研究を進めていきます。

自治研究所

 

「夢が持てるまち西条」の実現に向けて

◇スポーツクライミング競技の聖地に向けて施設整備や取組を推進します

西条市は、えひめ国体の山岳競技施設として、西条西部公園(氷見)内に国内屈指の規模となる「石鎚クライミングパークSAIJO」を整備しました。今後は国内に数少ない「スピード」競技用の人工壁を整備し、世界でもトップクラスの実力を誇るスポーツクライミング日本代表ナショナルチームの合宿や大会誘致などを通じて地域の活性化を目指します。また、国内チームのみならず、海外強豪チームの合宿誘致を目指します。

クライミング

◇情報通信技術(ICT)を用いた情報化都市(スマートシティ)を目指しています

まちづくりにICTを活用することにより、地域が抱えるさまざまな課題の解決を図るとともに、行政サービスの高度化、効率化を進めることで、市民生活の質を向上させることが可能となります。そこで、平成29年4月には企画情報部内に「ICT推進課」を新設し、「健康」「子育て」「高齢者見守り」「デマンド交通」などの幅広い分野でICTを活用した行政サービス拡充の可能性を検討しています。

◇地域資源を活かし新事業に取り組む起業家の誘致・育成策を展開しています

西条市では、大都市圏から新たな人の流れを創出するとともに、地域資源を活かした新事業創出を図ることを目的に、独自の起業支援策を展開しています。平成29年度から取組を開始した「ローカルベンチャー誘致・育成事業」では、複数のプロジェクトを提示してチャレンジしたい人材を全国から公募・誘致し、3年以内での起業実現と定住を支援します。

「つながり広がる西条」の実現に向けて

◇オーストリア共和国セーボーデン市との都市間交流を深めていきます

オーストリア共和国ケルンテン州セーボーデン市とは、ヨーロッパ最大規模の日本庭園「Bonsai Museum(盆栽ミュージアム)」に西条産の「青石」を用いた作品が展示されていることをきっかけに交流が芽吹き始めようとしており、今後は、教育、文化、芸術などの幅広い分野における都市間交流を深めていきます。また、2020年東京オリンピック事前キャンプ地としてオーストリア共和国スポーツクライミングチームを誘致することで、ホストタウン構想を具現化していきます。

クリナー

◇株式会社モンベルとアウトドア活動の促進を通じた地域活性化を進めていきます

瀬戸内海から西日本最高峰の石鎚山まで標高差2,000mの特徴を活かした地域活性化を図るため、平成29年9月に国内有数のアウトドア用品メーカーである株式会社モンベルと包括的な連携協定を締結しました。再活性化策が必要となっている石鎚山ハイウェイオアシスについても、モンベル社と連携してリニューアル案の検討を進め、『石鎚山系の玄関口』の実現を目指します。

モンベル

◇石鎚山系のブランド価値創造に向けた包括的連携協定を締結しました

地域再生計画「石鎚山系の魅力発信および持続可能な資源とする事業」に基づき、西条市、久万高原町、高知県いの町、大川村が連携し、石鎚山系に係る観光振興、安全対策等さまざまな取組を進めておりますが、これらの取組のみならず、石鎚山系のブランド価値創造を目指し、平成29年3月に包括的連携協定を締結をしました。全国、全世界に認められる石鎚山系ブランドを構築していきます。

連携協定

◇東予地方で初めて学校法人松山大学と包括的な連携協定を締結しました

大学が立地しない西条市は、さまざまな有益な研究シーズを有する大学と密接な関係を築くことが重要です。平成29年9月には、学校法人松山大学と地域活性化に向けた包括的な連携協定を締結しました。愛媛県内の市町では3番目、東予地方では初めての締結となります。また、既に協定を締結している愛媛大学とは、新商品の開発など、企業と共に具体的な成果に繋がる取組を展開しています。

松山大学