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水の歴史館 アユのお話

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年1月15日更新
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アユのお話

 アユ(鮎)といえば「清流」というイメージがありますが、西条市内ではアクアトピア水系など、市街地の水路でアユが普通に見られます。

アユの写真

撮影:河川清流愛護員 渋谷雅紀氏

 背側は青みがかかったオリーブ色で、腹側は銀白色。胸びれ基部の後方に黄色い模様があります。
 スイカやキュウリに似た特有のにおいがあり、中国では(香魚「シャンユイ」)と言われるほどです。
 春から秋は川の中流域で生活し、秋頃川を下り産卵します。秋頃産卵のために下流へ下るアユを「落ちアユ」といい、婚姻色でさび色になります。
 ふ化した仔魚は海へ下り、春まで海でプランクトンを食べて成長します。その後遡上(そじょう※1)し、岩盤や石ころのあるところで、その表面についた藻類(そうるい※2)を食べて暮らします。
 秋に産卵を終えたアユの多くはそのまま死にますが、一部には越冬し翌年まで生き残るものもいます。
 アユ漁の解禁は6月1日で、加茂川や中山川でもアユ漁を行う人が見られます。
  ※1 遡上・・・流れをさかのぼっていくこと
  ※2 藻類・・・水中に生活し、独立栄養を営む葉状植物の総称

藻類の写真 アユは石についた藻類を口でこそげとって食べます。
 上下の口びるを勢いよく石の表面にこすりつけて食べるため、特徴的な食み跡(はみあと)が見られます。
遡上してくる小さなアユの写真 遡上してくる小さなアユは群れていますが、大きくなると餌場(えさば)となる石を中心に1平方メートルほどのなわばりを持つようになります。
 なわばりに入ってくる他の個体を追い払う習性を利用したアユ独特の釣りを「友釣り」といいます。
川の写真 水の上からは他のハヤなどと同じように見えますが、餌をとる時やなわばりから侵入者を追い出す時に、横から姿が見えると、特徴的な黄色い模様でアユだとわかります。
 「山渓カラー名鑑 日本の淡水魚」では、アユは14ページも使って紹介されている日本を代表する淡水魚です。
 基本的には川と海を回遊する魚(両側回遊型)なので、川と海がつながっていなくてはなりません。川の水量が不足し、瀬切れ(川が海まで流れていかないこと)があったり、餌となる藻類のついた岩場などに汚れが堆積(たいせき)したりすると、アユにはすみにくい環境になってしまいます。
 アユがすむ美しい川を将来の子ども達にも残していきたいですね。

監修:山本 貴仁氏(西条自然学校)

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